サンタの速さは尋常じゃない―いまネットワークに必要な○○とは？

12月24日の今回は、クリスマスにちなんだ特別なテーマでお届けします。一晩であっという間に世界中の子どもたちへプレゼントを届けるサンタクロース。その驚異的な「速さ」と「確実さ」、、、もしかして現代のネットワークにも共通して求めれるものではないでしょうか？！サンタクロースとネットワーク、関係なさそうにみえるこの2つの共通点を今日は覗いてみることにします。

体重120kgあればサンタクロースになれる？！

世界には「公認サンタクロース」という資格があるのをご存知でしょうか？
デンマークのコペンハーゲンに本部を置く「グリーンランド国際サンタクロース協会」が認定するサンタクロースのことで、なんと世界に約120人しかいない特別な存在です。アジアで唯一の公認サンタとして認定されているのは、日本の方なんだそうです。

参考：【みんな知ってるあたりまえ知識】サンタクロースは約120人いる / そのうち1人は日本人

毎年夏には、「世界サンタクロース会議」も開かれており、世界中のサンタクロースがデンマークに集まります。そこでは、クリスマスやプレゼントに関するさまざまな内容について意見を交わすのだとか… 。

ちなみに、この“公認サンタ”の認定資格を得るためには、試験をクリアする必要もあるのです。

公認サンタの資格試験

私でも公認サンタになれるのでは？と思ったので、どんな試験があるのかちょっと調べてみました。
なんと、、なりたいと思った誰もが試験を受けられるわけではないということが判明しました！公認サンタになるには、結婚していて子供がいること、これまでにサンタクロースとして活動した経験があること、衣装を含め体重が120kg以上であることなどの前提条件をクリアしている必要があるんだそうです。

このような内容の試験からサンタとしての素質を総合的に評価され、晴れてクリアすることで「公認サンタ」になれるのです。サンタさんって選ばれし存在なんですね！

この試験を突破したサンタは、12月になると世界中の子どもたちのもとへ向かいます。
一晩で地球全体を回るためには、秒速約1,600km、飛行機の約5倍に相当する驚異的なスピードが必要です。

あれ…？“必要な相手へ、遅れずに確実に届ける”って馴染みがあるなあと思ったら、、、現代のネットワークに求められる、大量の情報を滞りなく届けるためのスピードと安定性にも通じるものがある！！ということに気づきました。
「もしサンタのプレゼント配達がデータ転送だったら？」
現代のビジネスでも、データは必要な場所に、必要なタイミングで、確実に届くことが求められています。つまり、サンタのスピードはそのままネットワークの考え方にもつながっているのです。

サンタが教えてくれる“ネットワークの重要性”

そこで、その“スピード”という視点をネットワークの話につなげてみようと思います！なにしろ、私たちアライドテレシスは、国内のネットワーク機器メーカーですから！

“昔”のクリスマスプレゼントといえば、フィギュアやゲーム機・ソフトが人気でした。現代に近づくにつれ、サンタが届けるプレゼントの種類は多様化し、ゲームの人気は衰えないものの、推しのグッズやスマホなど、時代にあわせて届けられるプレゼントの種類や内容が広がってきています。

ネットワークもまた、“届ける相手”や“運ぶ情報”の量や大きさが増加しています。
会社に行き、大きなPCを操作するだけだった約30年前から、今やほとんどの人が1台ずつスマホを持ち、ノートパソコンやタブレットのように端末が小型になったことで、ネットワークにつながる端末が桁違いに増えました。加えて、センサーや監視カメラといったIoT機器が当たり前のようにネットワークに接続され、数多の情報が飛び交っています。

その背景には、業務でも日常生活でも、生成AIやクラウドを使用することが当たり前になったことがあります。みなさんも、資料や議事録の作成、アイデア出しや学習に使っているのではないでしょうか。（私も使っています！）さらに、AIやRPAを活用した業務効率化、働き方改革といったDXも推進されています。

サンタにとっては、毎年さまざまなプレゼントが追加されていくなか、どんなに種類や量が増えようと一晩で配りきるという、なかば制約のようなものがありますよね。荷物が増えれば配る時間も工夫が必要になるように、ネットワークも扱う情報量が増えるほど、通信の安定性とスピードがより重要になるのです。

では、ネットワークにおける工夫とはどのようなものでしょうか？
大切なのは、ネットワーク全体が安定して高速に通信できるよう“道幅を広げ、障害物を作らない”ことです。いくらサンタのソリが速くても、途中の小道が細ければ渋滞してしまうように、一部のネットワークだけを強化しても、他の部分がボトルネックになれば全体の性能は上がりません。

つながるものが今より少なかった十数年前は、1G・マルチギガで十分だったかもしれません。しかし、ネットワークに接続される端末や扱われるデータがより大きくより多くなるにつれ、ネットワーク全体を10Gへ引き上げていく必要があるのです。

10G化の安定・高速通信が“叶えられる”こと

多くの人が、さまざまな環境で膨大な量の情報をやり取りする現代、ネットワークにはストレスフリーな環境が整っていることが重要です。
通信されるデータ量のほか、ネットワークにつながる端末もまた、増加しています。

ただ、端末の1つ上のレイヤーが強化されるだけでは十分ではありません。
インターネットに到達するまで、通信の遅い（帯域幅の狭い）道があっては、そこが“ボトルネック”となってしまい、快適なネットワーク環境を手に入れることはできないのです。

つまり、エッジ・スイッチをはじめとする各種スイッチ、インターネットの入り口となるルーターまでもが、すべて10Gに対応することでネットワーク全体の帯域を広め、通信遅延の少ない安定した通信での業務につながります。

ちょっと通信が遅いくらい…と思いました？いいえ、ほんの少しのダウンロードや読み込みの待ち時間も、積み重なって業務効率を落としていく原因になりかねないのです。
集中力、モチベーション、話のテンポなど、業務の質や効率を維持するためにも、通信の品質は重要なのです。

10G化のメリット

10G化による利点は、単なる速度向上だけではありません。具体的には以下のような効果があります：

• 高負荷アプリケーションでも安定して動作
• アクセス集中時でも遅延が起きにくい
• 将来的なデータ量の増加にも余裕をもって対応

10Gはもはや特別な高速ネットワークではありません。
組織にとって、欠かせないものとなっています。

安定・高速通信が叶うネットワークのすすめ

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まとめ

もしもサンタがデータを運ぶなら、膨大な情報を正確かつ高速に届けてくれるでしょう。安定した通信で業務ができる環境を整えることは、ビジネスの円滑な運用や社員の体験向上に直結します。

効率的に業務を進め、定時で帰宅できたら…。
ちょっと長めの夜を、趣味や知人との時間に。家族との団らんに。
クリスマスの夜、子どもたちにプレゼントが届けられるように、大人に“プラス”の時間が届けられますように。