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導入事例
加島屋
データセンターとユーザー企業を支える高信頼のネットワークインフラ
加島屋

「株式会社加島屋」
新潟を代表する味の老舗「加島屋」。材料の調達から加工、販売まで一貫した体制のもと、徹底した品質管理を実施。同社ならではのこだわりを側面から支えるのがITである。
本社にVCS対応のコア・スイッチ「x900シリーズ」を2台導入して冗長化。加えて、サーバーの運用保守の省力化やBCP(事業継続計画)などを目的に、仮想化技術を活用したBSNアイネットのクラウドサービス「iNET IMAGE BANK」を採用。このデータセンター・サービスのネットワーク基盤にも「x900シリーズ」が採用されるなど、高い信頼性が要求される仮想化環境のインフラをアライドテレシスが担っている。

プロフィール
■加島屋
所在地:新潟市中央区東堀前通八番町1367-1
創業:1855年(安政2年)
設立:1954年(昭和29年)4月
資本金:7,000万円
従業員:270名(2011年5月末現在)
海の幸を主原料に、郷土色豊かな食品を製造・販売する老舗。厳選された材料の吟味や、手作業による丁寧な製造工程などを通じ、「新潟の味」を作り続けている。
http://www.kashimaya.jp/
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サケなどの材料にこだわり品質管理を徹底
VCS対応のx900シリーズを核に社内ネットワークを再構築
データセンターから加島屋のネットワークを一元的に監視
トレーサビリティーやBCP対策を支えるネットワークインフラ
サケなどの材料にこだわり品質管理を徹底
加島屋 茶屋 長作

加島屋の歴史は江戸時代の末期、安政2年(1855年)に始まる。阿賀野川、信濃川で獲れるサケやマスなど塩干物の商いを開始。その後、明治時代に地元の酒蔵から出る酒粕を利用したサケの粕漬を考案するなど、顧客に喜ばれる商品の開発、販売に注力してきた。

そして、昭和30年代には同社の主力商品となる「さけ茶漬」を提供。その原材料となるキングサーモンは北洋の地で冷凍された後、新潟の自社工場へ送られ、手作業で丹念に加工する。こうして出来上がった製品は各地の主要なデパートのほか、ネットショッピングでも販売され、多くの顧客に支持されている。

株式会社加島屋 代表取締役社長 加島長八氏
株式会社加島屋
代表取締役社長 加島長八氏

伝統の味を生み出すのが、材料へのこだわりである。「北洋の大自然の恵みである最良のキングサーモンを調達するため、アラスカやカナダ、ノルウェーなど海外にも足を運んでいます」と、加島屋5代目社長の加島長八氏は述べる。トップ自ら現地へ赴き、材料の調達から加工、販売まで一貫した体制のもと、徹底した品質管理を行っていることが同社の大きな特長だ。

こうした事業活動を支えるのがITである。同社では1980年代から本社に電算室を設け、給与・経理などの計算処理や工場の作業指示、商品の発送などの業務を実施してきた。その後、サーバーベースの生産管理システム、ネットショッピングの顧客管理システムなど、IT環境を拡充してきた経緯がある。

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VCS対応のx900シリーズを核に社内ネットワークを再構築

加島屋ではITベンダーが構築したシステムを自社内のサーバールームで運用してきたが、その運用管理の負荷は小さくなかったという。「近年は、サーバーの高性能化が急速に進んでおり、数年サイクルでサーバーを更新し続けるのはコスト、労力の両面で大変だと感じていました。そんな時、BSNアイネットからクラウド活用の提案があったのです」と加島氏は振り返る。

新潟に本拠を置くBSNアイネットはアウトソーシング・サービスの一環として、仮想化技術を活用したIT基盤全体最適化ソリューション「iNET IMAGE BANK」を2009年10月から開始。顧客企業へクラウドサービスの提供や事業継続(BCP)などの支援を行ってきた。

そして、加島屋では「iNET IMAGE BANK」を導入。その狙いの1つがBCP対策である。加島屋の本社・工場がある新潟では2005年12月、暴風雪で広域の大停電が発生。店舗での販売ができなくなったことに加え、長時間、自社システムの停止を余儀なくされた。こうした経験から、「災害時にもシステムを止めることなく、事業を継続するためには専門家に任せたほうが安心だと考えたのです」と加島氏は話す。

株式会社加島屋 経営企画部 係長 五十嵐久氏
株式会社加島屋
経営企画部 係長 五十嵐久氏

加島屋ではシステムの運用をアウトソーシングする一方、本社ネットワークを再構築している。従来から100Mbpsの基幹LANを構築していたが、フロアスイッチの機種も統一されておらず、一元的な管理が行われていなかったという。

そこで、コア・スイッチにVCS対応の「x900-24XT」を2台導入して冗長化する一方、各階にインテリジェント・エッジ・スイッチ「GS900Mシリーズ」を導入し、ギガビットの社内LANを構築している。そして、x900-24XTは、アドバンストVPNアクセス・ルーター「AR570S」を介して、BSNアイネットのデータセンターと相互接続される仕組みだ。加島屋の経営企画部情報システム係長を務める五十嵐久氏は「社内ネットワークが高速・広帯域になり、工場からもストレスなくサーバーを利用できます」とネットワーク再構築の効果を話す。

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データセンターから加島屋のネットワークを一元的に監視
サーバー室のAR570S
サーバー室のAR570S
サーバー室のx900-24XT
サーバー室のx900-24XT

BSNアイネットでは、「iNET IMAGE BANK」のネットワーク基盤として、サービス開始以来、x900シリーズを活用。VCSで冗長化するとともに、リンクアグリゲーションを用いて配下のサーバースイッチなどの経路を冗長化し、サーバーアクセス時の信頼性と高速性を確保している。そして、顧客企業とのWAN接続用に「AR570S」を設置。ARルーターのブリッジング機能とトンネリング機能(L2TP)を組み合わせ、顧客企業とデータセンター間のシームレスな接続を可能にしている。

iNET IMAGE BANKでは、仮想サーバーホスティングや、BR(Backup   Restore)、VR(Virtualization   Restore)、SB(Satellite Backup)などBCPに役立つサービスを提供している。データセンターでは各種ファシリティのみならず、ネットワーク機器の安定稼働が生命線となる。万一、ネットワークがダウンすればサービス停止の事態を招きかねないからだ。

BSNアイネット事業推進部システム技術担当シニアチーフの坂田源彦氏は、仮想化環境におけるネットワーク機器の役割について、「仮想化環境では、異なるユーザーの複数システムを収容いたします。そのため、インフラを担うスイッチには冗長化の仕組みなど、高い信頼性が不可欠です」と述べる。

そして、BSNアイネットでは、データセンターでの安定した稼働実績をもとに、加島屋にx900シリーズを推奨。データセンターと同じ機器構成にすることにより、加島屋の社内ネットワークの信頼性を高めるとともに、同一の手法で運用管理できる。

具体的には、ネットワークマネージメント・ソフトウェア「Swim Manager」を使ってデータセンターからネットワークを遠隔監視。問題発生時にはデータセンター、加島屋のそれぞれで同じ監視画面を参照しながら情報を交換し、適切に対処する環境を整えている。「かつて自社でシステムを運用していたときには、障害の切り分けに苦労することもありました。現在はシステムとネットワークの運用管理を含めアウトソーシングできるので、ITの企画・立案などの業務に専念できます」と五十嵐氏は話す。

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トレーサビリティーやBCP対策を支えるネットワークインフラ

加島屋では、ミッションクリティカルな生産管理システムや顧客管理システムなどをiNET IMAGE BANKの仮想環境で運用する一方、本社の高速LANを品質管理などで活用している。例えば、食の安全・安心が求められる中、製品のトレーサビリティー(履歴管理)が重要になる。原料のサケなどをいつ、どこで調達し、加工したかといった履歴を管理。従来から、紙ベースで履歴情報を管理してきたが、紙の保管場所やスムーズな検索で難点があったという。

そこで、紙の履歴情報をPDFでデジタル化してサーバーに保管。必要に応じて履歴情報を容易に検索できる環境を整えている。製品を販売するデパートなどからもトレーサビリティーの要望があり、依頼に応じて履歴情報を示す必要があるという。「品質管理に付随する履歴情報などをきちんと管理しなければ、食の安全・安心は担保できません。近年は、生産管理や顧客管理などに加え、重要なデータが増えています。社内で扱う情報の質、量ともに変わっており、高速な社内ネットワークの導入効果が表れてくるはずです」と加島氏は見ている。

重要データを保全するためにも、データセンターの活用が企業のテーマになる。システムをアウトソーシングすることにより、「サーバーのリプレースなどが不要になり、コスト削減にも役立ちます。さらに、BCP対策を進めるうえで、データのバックアップが欠かせません。その基盤となる信頼性の高いネットワーク機器がますます重要になります」(加島氏)。その点、「アライドテレシスの製品は自治体や病院、鉄道などの公共機関にも採用されており、安心できます」と五十嵐氏は評価する。

そして、BSNアイネットの坂田氏は「iNET IMAGE BANKのサービス提供に先立ち、x900シリーズなどの検証を重ね、お客様が安心して預けられるインフラ構築を実現してきました。ネットワーク技術も日々進化しており、今後もアライドテレシスには先進的な提案を期待しています」と話す。

加島屋の味づくりに、特別な「秘伝」はないという。材料となるサケなどの素材選びに心を配り、より良いものの確保に努めている。こうした姿勢は、ビジネス基盤となるITにも相通じるものがあるだろう。品質にこだわる加島屋。そして最新の仮想化技術を活用したITソリューションを提供するBSNアイネット。両社をつなぐネットワーク基盤をアライドテレシスが強力にサポートしている。(取材:2011年5月)

ネットワーク構成図
プロフィール
■株式会社BSNアイネット
株式会社BSNアイネット 事業推進部 システム技術担当 シニアチーフ 坂田源彦氏
株式会社BSNアイネット
事業推進部
システム技術担当
シニアチーフ 坂田源彦氏

本社:新潟市中央区米山2-5-1
創立:1966年(昭和41年)4月
資本金:2億円
社員数:560名(2011年4月1日現在)

新潟県を中心に地域密着の事業を展開。システム構築、ネットワークソリューション、データセンター・サービス、アウトソーシング・サービスなど、トータルサポート&サービスを提供している。

http://www.bsnnet.co.jp

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