社員座談会

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さまざまな職種の“つなぐ「チカラ」”によって成り立つアライドテレシスの仕事。
事業は企画から始まり、製品化、導入、サポートとつながっていきます。
今回は(1)製品化に携わる社員たち、(2)お客様と接する社員たち、の2つのグループに分かれてもらい、仕事内容や普段思っていることについて語ってもらいました。

この座談会では、製品化に関わるさまざまな部署の方に集まってもらい、それぞれの関わりや他の部署への要望、ここが羨ましいなど、普段はなかなか言えない率直な話をしてもらいました。

  • ソフトウェア開発(UI系)

    阿部 稔文

    2015年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

  • マーケティング・製品企画

    寺澤 雛

    2019年度入社

    [ 出身学部:文系 ]

  • 品質管理・生産技術

    富田 英揮

    2003年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

  • プロダクトエンジニア

    鈴木 黎志

    2016年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

  • ハードウェア開発

    石井 舞由香

    2014年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

  • ソフトウェア開発(組み込み系)
    ソフトウェア開発
    組み込み系

    熱田 克弥

    2020年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

この座談会では、製品化に関わるさまざまな部署の方に集まってもらい、それぞれの関わりや他の部署への要望、ここが羨ましいなど、普段はなかなか言えない率直な話をしてもらいました。

01.

製品がリリースされるまでの流れと各部署の関わりを教えてください

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寺澤(マーケティング・製品企画):
製品化は、簡単にいうと製品企画→開発→検証→生産→リリースという流れです。
私が所属している製品企画部門では、市場調査をして、世の中のニーズやトレンドを満たすものに加え、営業など他の部署が吸い上げてきたお客様からのご要望に応えられる製品を企画します。
企画を立てたら、製品化に関わるさまざまな部署を集めてキックオフミーティングを開き、関連部署に仕様やスペックといった情報を共有し、製品化を進めてもらいます。
また、特に新しい領域の製品や新機能のリリースとなった場合は、並行でご採用をいただくお客様にむけて具体的なメリットや使い方などの訴求内容も考えていきます。販売が開始されたときに、どんな製品なのか、どんな機能なのかなどを理解してもらい、価値を分かってもらうことが目的です。対外的には、例えば当社が出展する展示会などのイベントで、製品や機能の説明員として参加させてもらうこともあります。社内的には、今後製品化や機能追加として計画をしている情報を、ロードマップ会議や勉強会を開催して他部署に伝えていくような活動もしています。

寺澤(マーケティング・製品企画):
製品化は、簡単にいうと製品企画→開発→検証→生産→リリースという流れです。
私が所属している製品企画部門では、市場調査をして、世の中のニーズやトレンドを満たすものに加え、営業など他の部署が吸い上げてきたお客様からのご要望に応えられる製品を企画します。
企画を立てたら、製品化に関わるさまざまな部署を集めてキックオフミーティングを開き、関連部署に仕様やスペックといった情報を共有し、製品化を進めてもらいます。
また、特に新しい領域の製品や新機能のリリースとなった場合は、並行でご採用をいただくお客様にむけて具体的なメリットや使い方などの訴求内容も考えていきます。販売が開始されたときに、どんな製品なのか、どんな機能なのかなどを理解してもらい、価値を分かってもらうことが目的です。 対外的には、例えば当社が出展する展示会などのイベントで、製品や機能の説明員として参加させてもらうこともあります。 社内的には、今後製品化や機能追加として計画をしている情報を、ロードマップ会議や勉強会を開催して他部署に伝えていくような活動もしています。

熱田(ソフトウェア開発 組み込み系):
私たちソフトウェアの開発部署は、寺澤さんたち製品企画内から要件となる機能の情報を受けて、どういう仕組みにすることで実現させていくかを検討します。まずは要求分析をしっかりと行い、どういった仕様で開発するかを決めてからプログラミングをして開発を進めていきます。

石井(ハードウェア開発):
スイッチなどハードウェアの開発に関しては、キックオフの要件で求められている技術、例えば通信ポートの速度や、情報の処理や熱容量に耐えうる基板設計などが、実現できるかといった調査を行った後に図面に落とし込んで進めていきます。

鈴木(プロダクトエンジニア):
私たち検証部門はソフトウェア単体の検証も行いますが、評価用の製品でハードとソフト両方の検証で動作確認などを行います。なにか問題などがあれば、各担当部門に連絡して、改修対応をしてもらいます。ソフトウェアならバージョンアップで対応してもらい、ハードウェアの場合は先ほど石井さんが言っていた図面に手を加えてもらいます。

富田(品質管理・生産技術):
話の流れが一部逆になってしまいますが、評価用の製品は生産部門が作っています。ある程度まとまった量を作らないと発見できない不具合もあるため、2~30台くらい製造します。ソフトウェアは皆さんがお話されていた通り自社開発のものを搭載しますが、製品に使われる部品は選定したさまざまなメーカーから取り寄せています。製品の評価が完了したら、最終的に正式な製品として製造され、リリースされます。
ちなみにですが、不具合はないかの確認や何かあったときの連携がスムーズにとれるのは自社工場ならではですよね。

02.

大変だと思うのは
どんなところですか?

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寺澤(マーケティング・製品企画):
私たち企画は、リリーススケジュール通りに製品化を進める調整が大変です。製品化を進めている間に市場が要求するものが変化することもあるので、軌道修正が必要な場合があります。もともと製品に搭載しようと思っていた機能に追加や変更が出てしまうので、そうなると開発スケジュールにも影響が出てしまいます。
ニーズやトレンドに合わせて製品をリリースしたいとなると、関連部門への必要な情報の共有といった調整などは、密にコミュニケーションを取らないと難しいですね。あと、製品の特長となる軸にブレが出ないようにするのにも、コミュニケーションは大事だと思っています。

寺澤(マーケティング・製品企画):
私たち企画は、リリーススケジュール通りに製品化を進める調整が大変です。製品化を進めている間に市場が要求するものが変化することもあるので、軌道修正が必要な場合があります。もともと製品に搭載しようと思っていた機能に追加や変更が出てしまうので、そうなると開発スケジュールにも影響が出てしまいます。
ニーズやトレンドに合わせて製品をリリースしたいとなると、関連部門への必要な情報の共有といった調整などは、密にコミュニケーションを取らないと難しいですね。あと、製品の特長となる軸にブレが出ないようにするのにも、コミュニケーションは大事だと思っています。

熱田(ソフトウェア開発 組み込み系):
機能の実現が実際にできるかどうか、要はどうやって満足した機能に作り上げていくかというところの調査段階が一番大変です。寺澤さんの言う通りで、コミュニケーションは大事ですよね。調査をしてでき上がったソフトウェアが要件を満たしているか確認してもらうのですが、お互いのイメージがずれているとスケジュールにも響いてしまうので、コミュニケーションを増やすように意識しています。

阿部(ソフトウェア開発 UI系):
私の部門は、一部製品の機能に特化したソフトウェアの開発を任されています。機能の追加や変更は寺澤さんたち製品企画から依頼を受けます。仕様の設計は、お客様が何を望んでいるかをしっかりと理解していないと固められないため大変です。ただ、とても重要なところだと考えています。私も皆さんと同じで、自己満足の仕事ではなく、お客様の要望とズレがないことを、しっかり各所と連携しながら確認するためにコミュニケーションは重要だと思います。

石井(ハードウェア開発):
ハードウェアもソフトウェアと同じで技術的に実現できるかとかいう調査が一番大変ですね。世の中に実現できる技術や部品があるのかどうかなどを調べるので時間がかかります。
あとは個人的に一番大変というか緊張するのは、開発が一通り終わって、最終設計のタイミングですね。実際に製品を作るので、30台作るのであれば30台分の部品を全部用意することになります。ですから、もしその後から変更が加わると部品を改めて取り寄せることになるので、月単位で遅れが発生してしまいます。また各部品も購入になりお金の損失が目に見えて起きるので、最終設計を決めるというのは、すごくプレッシャーを感じますね。

鈴木(プロダクトエンジニア):
一部の製品のソフトウェアは海外で開発しているのですが、製品企画と開発の方でまとめた仕様で開発されているはずが、実際に評価をすると理解の齟齬というか、要は仕様が満たされていないこともあります。その満たしていない部分の修正を海外の開発担当に伝えるのも結構大変ですね。

鈴木(プロダクトエンジニア):
ハードウェアもソフトウェアと同じで技術的に実現できるかとかいう調査が一番大変ですね。世の中に実現できる技術や部品があるのかどうかなどを調べるので時間がかかります。
あとは個人的に一番大変というか緊張するのは、開発が一通り終わって、最終設計のタイミングですね。実際に製品を作るので、30台作るのであれば30台分の部品を全部用意することになります。ですから、もしその後から変更が加わると部品を改めて取り寄せることになるので、月単位で遅れが発生してしまいます。また各部品も購入になりお金の損失が目に見えて起きるので、最終設計を決めるというのは、すごくプレッシャーを感じますね。

阿部(ソフトウェア開発 UI系):
また、大量生産が「始まる」イコール「始まっちゃう」と戻せないのも、ハードならではのプレッシャーですよね。ソフトウェアだとリリースしたあとに予期していなかった現象が出てもバージョンアップで修正ができるから。
あとは、海外の開発担当とのやり取りも確かに丁寧に、かつ明確に説明しないと要求にズレがでますよね。日本人はある程度説明すると理解をしてくれることもあるけど、文化の違いというか、言葉にちょっとしたニュアンスの違いがあると、間違って伝わったまま開発が進んでしまいます。それでリリース直前に誤っていることが分かったりすることもあるので、鈴木さんの気持ちが良く分かります。

富田(品質管理・生産技術):
製品の品質管理という観点で話をすると、アライドテレシスは日本発の企業で自社工場を海外に持っているため私のように海外に出向者を派遣するのですが、実際に製造をしてくれているのは現地雇用者なので、品質に対する考え方が日本とは違ったりします。私は日本の要望を工場の人たちに伝えて品質の保持をするのがミッションだったので、どう伝えれば理解してもらえるかっていうところは大変でしたね。言語もですが、文化が違うので。

03.

この仕事をやっていて良かった、楽しいと思う
タイミングを教えてください

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寺澤(マーケティング・製品企画):
ニーズやトレンドに合わせて企画しているので、お客様に喜んでもらえる新製品や機能がリリースされるときには、やっぱりほっとしますね。社外に発表しているニュースリリースを目にすると、やっと「この子」が外に出るんだと、苦労もひとしおで感慨深いものがあります。
その一方で、製品がリリースされた後は販売状況も見ていかないといけないし、販売を後押しする次の訴求情報も出していかないといけないので、新しいタスクと直面します。だから「ほっとする」と「さあ、やんなきゃ」がわりと同時に起きるのが製品企画っぽいって思います。

富田(品質管理・生産技術):
製造関係だと、リリース前にFirst Article Sampleといって大量生産と同じ方法で一定数を生産し、大量生産して良いかを判断するFAS評価というものがあるのですが、問題なく完了出来たときが、よかった!終わったー!という気持ちになりますね。

04.

今後、製品化に携わっていく中で改善していきたい/
されてほしいというところはありますか?

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鈴木(プロダクトエンジニア):
特定の部門というよりは、やはり「製品企画」と「開発」、そして「評価」の三つが、今以上にしっかりと連携が取れているといいと思います。新製品を作り始めるとき仕様書を確認するのですが、その段階で関わる各部署の担当者が先ほど言っていた「仕様に齟齬を出さない」ということも含め、すり合わせるように連携がきちんと取れていれば、よりスムーズに製品化が進められるのかなと感じます。

石井(ハードウェア開発):
鈴木さんの意見、よく分かります。ハードウェア開発自体だけで1年ほどかかったりすることもあって、売れる製品を作りたいと常に思っています。なので、お客様のニーズやリリースに向けたプロモーションについて、もっと知る機会や場があるといいと思っています。どういうニーズがあって、どうプロモーションしていくのか、どんな機能が必要とされていて、その機能の何が売りなんだっていう情報が得られる機会や場ですね。こういう情報が分かれば、どの機能の設計に時間と工数をかけた方がいいのかとか、優先順位なども分かるのでスケジュールも立てやすいです。特にハードウェアは、部品選定のコストにも影響したりしてくるので、あるといいなと思っています。

阿部(ソフトウェア開発 UI系):
お客様目線で製品を作りたいと考えています。ですので、私も石井さんと一緒で企画の段階でお客様の要望やヒアリングしてきてくれた内容を、もっと具体的な情報として共有してもらえると嬉しいです。そうすれば仕様設計の最初の段階からお客様が望んでいるものを、より良い形で作って提供できると思います。

富田(品質管理・生産技術):
先ほど話をしたFAS評価の部分でいうと、製品化の部門って製品の種類によって担当者が分けられているのですが、FASチームは一つなので、評価対象となる新製品が多くてタイミングが重なることもあります。そうなるとどの担当者も自分が担当する製品の評価をプライオリティをあげてやってほしい!と連絡が来るので困ることはありますね。それだけ熱量があるとも言えますが。

05.

あの部署のココが羨ましい!と思うのはどこ?

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熱田(ソフトウェア開発 組み込み系):
私も阿部さんもソフトウェアを開発していますが、阿部さんたちは実際の画面、いわゆるGUIという視覚的に見える部分の開発なのでやっていることが成果としてわかりやすいですよね。それに対して私たちは製品の中で動くファームウェアの開発をしているので、動いているのは分かるけど視覚的に見えない。そこが羨ましいです。

熱田(ソフトウェア開発 組み込み系):
私も阿部さんもソフトウェアを開発していますが、阿部さんたちは実際の画面、いわゆるGUIという視覚的に見える部分の開発なのでやっていることが成果としてわかりやすいですよね。それに対して私たちは製品の中で動くファームウェアの開発をしているので、動いているのは分かるけど視覚的に見えない。そこが羨ましいです。

阿部(ソフトウェア開発 UI系):
製品企画の方々は、私たち開発の立場と違ってお客様の声を直接聞ける立場にいるので、そこが羨ましいですね。あとは、製品の売れ方、売りにしている機能などもぜんぶ把握している仕事ぶりはすごいな、羨ましいなと思います。

鈴木(プロダクトエンジニア):
製品企画に対する開発からの意見が結構多いのも、やっぱり開発とか設計の人は、製品が売れて、お客様にどう届くのかがすごく気になっているのに、なかなかそこが見えないからです。お客様の声が直接届くこともないですしね。すると私たちからすると市場やお客様の窓口は製品企画なので、つい意見が集中してしまいますね。
今後、より一層コミュニケーションに厚みを持たせて、お客様目線の製品を作っていきたいと思います。頼りにしています!

寺澤(マーケティング・製品企画):
皆さんの思いとか考えってなかなか聞ける機会がないですし、一緒に考えてくださるようなみなさんの意見がすごく嬉しいです。企画のキックオフで、みなさんにもっと理解してもらえるように、ただ要求する機能や仕様を書くだけでなく、もっとかみ砕いて、求められている背景や理由を共有できるように工夫していきたいです。

— おわりに — 開発メンバーが製品に対して「あの子」と擬人化している姿に、ものづくりのメーカーであるアライドテレシスが
創業以来重視してきた「品質を大切にしていく」という意識がつながっているように感じられました。

この座談会では、ソリューションの導入からサポートに関わるさまざまな部署の方に集まっていただき、それぞれの関わりや他の部署への要望、ここが羨ましいなど、ふだんはなかなか言えない率直な話をしていただきました。

  • カスタマーサポート

    河合 剛嗣

    2021年度入社

    [ 出身学部:文系 ]

  • カスタマーエンジニア

    佐藤 翔也

    2019年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

  • ソリューションエンジニア

    対馬 杏奈

    2019年度入社

    [ 出身学部:文系 ]

  • インサイドセールス

    澤村 実紗

    2018年度入社

    [ 出身学部:文系 ]

  • システムエンジニア

    中新井 諒

    2019年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

  • コンサルティング営業
    コンサルティング営業

    新貝 達朗

    2015年度入社

    [ 出身学部:理系 ]

  • 管理事務

    松本 浩司

    1995年度入社

    [ 出身学部:文系 ]

この座談会では、ソリューションの導入からサポートに関わるさまざまな部署の方に集まっていただき、それぞれの関わりや他の部署への要望、ここがうらやましいなど、ふだんはなかなか言えない率直な話をしていただきました。

01.

各部署の関わりを教えてください

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新貝(コンサルティング営業):
導入からサポートの流れを簡単にいうと、営業→SE→導入支援→納品(ロジスティックス)です。ですが、導入した後のサポートも必要です。カスタマーサポート(CS)とテクニカルサポートエンジニアリング(TSE)が、お客様のトラブルシューティングを行います。さらに見積もりの作成など営業支援としてインサイドセールスが関わります。
もう少し細かくみると、営業がお客様から課題や要望を聞きます。その内容を踏まえて営業とフロントSEがネットワークの要件など詳細についてさらにお客様から聞き取ります。なお、見積もり、案件進行管理などにインサイドセールスが関わり、営業を支援します。
そしてお客様の要望に沿って具体的にネットワークを構築し、導入するまでの具体的な支援を構築SEが担当します。実際の納品にあたっては物流だけでなく社内の調整も含めてロジスティックスが担当します。
導入後のサポートとして、まずはお客様のネットワークを監視するサービス「Net.Monitor」を一手に引き受けるCSが日々のお客様の運用を支援します。加えて、ネットワークにトラブルがあった場合は、TSEが原因調査と復旧作業を行います。

佐藤(カスタマーエンジニア):
ちなみに、TSEは構築SEから相談依頼がくるときもあります。

対馬(ソリューションエンジニア):
そうですね。構築しているときに不具合が発生したり、トラブル対応が必要なときは、TSEに相談していますね。

河合(カスタマーサポート):
TSEには、お客様のトラブルの原因調査・復旧作業を行うグループと、当社が提供しているサービス専門のグループの2種類があるので、私たちCSもTSEにあるサービス専門のグループとよく関わります。CSが日々監視しているお客様のネットワークで障害が起きた場合、ログなどの情報を取得して、TSEに共有し原因の解析や解決をお願いしています。

新貝(コンサルティング営業):
営業は商談開始から案件受注までの間、納期や技術的な確認・相談などでさまざまな調整が必要になるため、各部門の担当者と仕事をする機会は営業が一番多いと思います。あとは、注文書をもらったら終わりではなく、例えば構築が始まったときは、メイン担当は構築SEやフロントSEですが、構築中に予期せぬトラブルが起きたときには営業がお客様とやり取りをします。その中でも、インサイドセールスには後ろからしっかり支えてもらっているという安心感があり、そのおかげで思い切って動くことができます。

松本(管理事務):
私たちは営業が入力した案件情報などをもとに、製品生産のためにフォーキャストと言って販売予測を立てる対応をしています。つまり、市場動向や案件情報を見ながら、半年先、1年先を見越して、見込みで発注しないといけません。もう少し言うと、数多くある案件に、いかに適切な在庫数を共有できるかが非常に重要になってきます。

02.

大変だと思うのはどんなところですか?

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松本(管理事務):
今の半導体不足や物価上昇の影響で買いたくても買えないという状況が続いていて、なかなか大変です。
あとは、大型案件でたくさんの製品を確保しなければならないときや、そもそも工場からの出荷を早めるといった調整もうちの部署でやっています。例えば、急な案件などもあるので、時には営業やインサイドセールスから、在庫を工面してほしいといった相談を受けることもあります。そういう際は、すでに計画されている生産を前倒ししたり、輸入方法を工夫して間に合わせるように調整をしています。
そうしたことも含め、先を見越して発注や調整をしていかないといけないので、とても大変ですね。

新貝(コンサルティング営業):
お客様の要望に対応するために社内が連携を取りますが、たまに社内の情報とお客様からの情報が合致しないことがあり、その場合はどう折り合いをつけるかという調整がいちばん大変だと感じます。

中新井(システムエンジニア):
そうですよね。私も営業に同行してお客様のところに行くフロントSEという立場として、とても共感します。まずは情報の整理と合致がしっかりしていないと、その後の導入支援の担当構築SEとも話が合わなくなりトラブルになってしまう可能性がありますね。

対馬(ソリューションエンジニア):
私が思うのは、やはり納期ですかね。お客様、例えば病院様だと、新築移設の際にいつまでに開院しないといけない、ということがあるので、その納期までに形にしないといけません。なので、そこに間に合わせるようにお客様にヒアリングして、要望どおりに構築するところまでもっていかなければなりません。大型案件だと、納品する製品の量が多くなるのでその調整も大変です。

澤村(インサイドセールス):
率直な話をすると、私のところでも納期については頭を悩ませるところがあります。営業のみなさんはそれぞれ担当を抱えていて、自分の案件を優先させてほしいと思っています。ですので、特に在庫に余裕がない場合、すでに別案件用に確保してある在庫を融通してもらったりと、いろいろな部署にお願いして回らなければなりません。なんとか調整するようにしていますが、これが結構大変なんですよね。

03.

この仕事をやっていて良かった、楽しいと思う
タイミングを教えてください

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対馬(ソリューションエンジニア):
大きい案件ですと、ヒアリングと設計から、実際の形にしていくという作業に3ヶ月、6ヶ月と長期スパンで対応します。そこから全て完了してネットワークが動き始めた瞬間がすごく達成感があります。ひとつずつ設定した機器が問題なく動いている、そこにお客様から「ちゃんと動いているよ、問題ないよ」という言葉をいただけたら本当によかったと思います。

佐藤(カスタマーエンジニア):
私はトラブル対応時に原因が判明したとき、達成感が大きいです。原因調査は、常に確実に不具合の原因がわかるというものでもないので、なかなか原因がわからないときも多いんですよね。そんな中で原因が分かり、解決できた瞬間というのは、やっていてよかったなって思うところです。あとは解決したときにフロントSEから「解決ありがとうございます」と言ってもらったときも嬉しいですね。

河合(カスタマーサポート):
そもそも、ネットワークやシステムは動いていて当たり前のものです。ですから、トラブルシュートで私たちの部署が実動するときはマイナススタートになっています。それでも、すごく短時間でトラブルを抱えているお客様のために最善を尽くさないといけない。リスクヘッジしながら、いちばんいい解決策を選んでトラブルが落ち着いたとき、達成感を感じます。

松本(管理事務):
資産管理の立場で言うと、年2回行っている棚卸の時に、数十億ある在庫で差異がゼロになったときですね。やっぱり年間通じて管理がきちんとできていたという証拠になるので、達成感を感じます。在庫量としては何万台、何十万台という数を管理するので、常に意識していないと差異がゼロというのは正直難しい話です。

04.

あの部署のココが羨ましい!と思うのはどこ?

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新貝(コンサルティング営業):
実は、もともと機械いじりが好きなほうです。なので、例えばネットワークの構築ってその人が作品を作っているように見えて、それを作れるということが、楽しそうだなと思うことがあります。営業は、お客様の要望事項をお伺いするという役割がありますが、その要望事項を詳細に落とし込むとき、自分のこだわりの部分があったりします。それと同じように、自分のこだわりを持ってネットワークを完成させたいと感じます。構築SEでできる体験は、羨ましいなと感じます。

澤村(インサイドセールス):
私は営業が羨ましいなと思います。やっぱりお客様と直接関わる部分で、お客様との関係性の構築というか、一長一短ができないような中で取り組んでいるのが羨ましいと思います。そういう意味だと、お客様の中には、製品の魅力だけでなく、営業の人柄で当社を好きでいてくれる方も中にはいらっしゃると思うんですよね。

河合(カスタマーサポート):
私も、営業はお客様との関係をしっかり構築できるのが羨ましいと感じます。

新貝(コンサルティング営業):
営業は楽しいところもたくさんあり、それを認めてもらってうれしいです。ありがとうございます。

松本(管理事務):
事務系は出来て当たり前、と思われがちなので、「ありがとう」の言葉がもらえる部署は、いいですよね。どんな仕事もそうですが、「当たり前」はないと思うので。

05.

仕事で連携を強めるために大切に思っていること

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新貝(コンサルティング営業):
営業は、お客様と社内の双方の翻訳者的な立場だと思います。両者の発言を翻訳して伝えるという意味です。そのためには、お互いのことを理解したうえで橋渡しをしていきたいですね。あとは、皆さんが言うように、営業はお客様にもっとも近い存在です。例えば、構築して良いものができあがったなというとき、まずお客様から感謝の言葉をいただくのは営業です。そういった生の声をお客様から直接いただけるのはすごくいいなって思いますし、それを社内にもしっかり伝えていきたいですね。

澤村(インサイドセールス):
確かに社内外に関わらず、感謝の気持ちを伝えていただけるのはとても嬉しいです。特に営業から「ありがとう」と言われると、大変な思いをして調整したことも報われる気持ちになります。

佐藤(カスタマーエンジニア):
私はフロント/構築SEやCS、営業のみなさんとやり取りするときに丁寧に伝えることを大切にしています。私たちTSEにしかわからないことや技術に詳しくない方もいるので、できるだけわかりやすく、実作業の内容を明確に伝えるようにしています。あとは少しでも気になったことは確認するということも大事ですね。

中新井(システムエンジニア):
本当にそうですよね。お客様とのやりとりも同じだと思いますが、いろいろな人と関わる時に、その人がどういうことを望んでいるのか、きちんと確認するのはすごく大切ですよね。

— おわりに —
導入からサポートに関わる社員は、お客様に近い立場での活動が多い部門に所属しています。案件成功のために、
コミュニケーションをしっかりと取ることで、情報の行き違いの回避と円滑な調整をとることを大事にしています。