[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9
- プロトコル概要 - AS(Autonomous System) - エリア - 仮想リンク(Virtual Link) - OSPFルーター - OSPFメッセージ - LSA(Link State Advertisement) - 設定手順 - 基本設定 - ABR(エリア境界ルーター) - ASBR(AS境界ルーター) - BGP-4経路の取り込み - 仮想リンク
ネットワークの規模が大きくなると、手動で経路情報を登録するスタティックルーティングでは管理の手間が大きくなり、設定ミスなどによる通信障害が起きやすくなります。ダイナミックルーティングは、ルーター間で経路情報を自動的に交換しあう「ダイナミックルーティング(経路制御)プロトコル」を用いて、経路情報の管理を自動化する方法です。本製品では以下のルーティングプロトコルを使用できます。
プロトコル概要 |
AS(Autonomous System) |
エリア |
Note - エリアIDはIPアドレスと同じ形式で表しますが、IPアドレスと直接の関係はありません。任意の数値を使うことができます。管理上わかりやすい番号を付けるとよいでしょう。
バックボーンエリア(0.0.0.0) | OSPFネットワークの根幹をなす重要なエリア。どのOSPFネットワークにも必要です。バックボーン以外のエリアは何らかの形でバックボーンエリアと接続されていなくてはなりません。これは、各エリアの経路情報が、バックボーンを通じて交換されるためです。エリア情報の交換は、バックボーンと他のエリアの境界に位置するABR(エリア境界ルーター)が行います。 |
スタブエリア | 1つのエリアとしか隣接しておらず、出口が1つしかないエリアをスタブエリアと呼びます。スタブエリア内には、AS外部(OSPFネットワークの範囲外)の詳細な経路情報が通知されず、デフォルトルートだけが通知されます。これにより、エリア内のルーターにかかる計算負荷を下げることができます。本製品では、バックボーン以外のエリアを作成するとデフォルトでスタブエリアとなります。スタブエリア内にはASBR(AS境界ルーター)を置くことができず、また、後述する仮想リンクの通過エリアとなることもできません。 |
準スタブエリア(NSSA) | スタブエリアとほぼ同じですが、ASBR(AS境界ルーター)を置くことができ、AS外部の経路情報をタイプ7のLSAとして取り込むことができます。準スタブエリアのABR(エリア境界ルーター)では、タイプ7のLSAがタイプ5のLSA(通常のAS外部LSA)に変換されます。 |
ノーマルエリア | バックボーンエリアでもスタブエリアでもない通常のエリアです。ノーマルエリアを作成するときは、ADD OSPF AREAコマンドのSTUBAREAパラメーターにNOを指定します。仮想リンクを通過させたいエリアは、ノーマルエリアでなくてはなりません。 |
仮想リンク(Virtual Link) |
OSPFルーター |
Note - ルーターIDはIPアドレスと同じ形式で表しますが、IPアドレスと直接の関係はありません。明示的に設定しなかった場合はインターフェースのアドレスのうちもっとも大きなものが使われますが、これも一意の識別子を得るための方法として使っているだけであり、実際には任意の数値を使うことができます。管理上わかりやすい番号を付けるとよいでしょう。
内部ルーター(Internal Router) | IR | 1つのエリアにだけ所属しているルーター(すべてのインターフェースが同一エリア内にあるルーター) |
エリア境界ルーター(Area Border Router) | ABR | 複数のエリア(バックボーンとそれ以外)に所属しているルーター。エリア内の経路情報を要約し、バックボーンエリア経由で他のエリアに伝える役目を負う。また、バックボーンエリア経由で入手した他エリアの経路情報を自エリア内部に通知する役割もある。 |
バックボーンルーター(Backbone Router) | - | バックボーンエリアに所属しているルーター。ABRは必ずバックボーンルーターになるが、バックボーンルーターがつねにABRとは限らない。すべてのインターフェースがバックボーンエリア内にあるIRもバックボーンルーターである。 |
AS境界ルーター(Autonomous System Boundary Router) | ASBR | OSPFネットワークと他のルーティングプロトコルを使用しているネットワークとの境界に位置するルーター。外部ネットワークの経路情報をOSPFネットワーク内に通知する |
OSPFメッセージ |
1 | Hello(Hello) | 隣接ルーターの探索、代表ルーター(DR)の決定などに使用する |
2 | Database Description(データベース記述) | 隣接関係の形成時にトポロジーデータベースの内容を要約して通知する |
3 | Link State Request(リンク状態要求) | 隣接関係形成の最終段階において追加のLSA(トポロジー情報)を要求する |
4 | Link State Update(リンク状態更新) | LSA(トポロジー情報)を通知する |
5 | Link State Ack(リンク状態確認) | リンク状態更新パケットに対する確認応答 |
LSA(Link State Advertisement) |
1 | ルーターLSA | エリア内にあるルーターインターフェースの情報。すべてのルーターが生成する。通知範囲はエリア内に限定される。 |
2 | ネットワークLSA | 複数のルーターが接続されているマルチアクセス型ネットワークの情報。接続されているルーターの一覧を示す。該当ネットワークの代表ルーター(DR)が生成する。通知範囲はエリア内に限定される。 |
3 | ネットワークサマリーLSA | エリア外(ただしAS内)ネットワークへの経路情報(ネクストホップ、メトリックなど)。エリア境界ルーター(ABR)が生成する。ABRが接続されているすべてのエリアに通知される。 |
4 | ASBRサマリーLSA | エリア外にあるAS境界ルーター(ASBR)への経路情報。ABRが生成する。ABRが接続されているすべてのエリアに通知される。 |
5 | AS外部LSA | AS外部への経路情報。通常エリアのASBRが生成する。AS内全体に通知される。 |
7 | AS外部LSA | AS外部への経路情報。準スタブエリア(NSSA)のASBRが生成する。NSSA内にのみ通知される。NSSAのエリア境界ルーター(ABR)では、タイプ7のLSAがタイプ5のLSAに変換される。 |
設定手順 |
SET OSPF ROUTERID=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
Note - 複数のエリアで構成されるネットワークの場合、それぞれのルーターには所属するエリアの設定だけを行います。
ADD OSPF RANGE=172.16.0.0 MASK=255.255.0.0 AREA=0.0.0.0 ↓
Note - 通常はそれぞれのルーターに対し、直接接続されているネットワークの範囲だけを指定します。すなわち、次の手順で設定するOSPFインターフェースのIPアドレスと同一のネットワークアドレスおよびネットマスクを指定します。なお、各エリアの範囲があらかじめわかっている場合は、直接接続されているかどうかにかかわらず、エリア内のすべてのルーターに同じ範囲設定をすることもできます。
Note - エリア境界ルーター(ABR)では、ネットワーク範囲の設定にしたがって経路情報の要約(ネットワークサマリーLSAの生成)を行います。詳細は「ABRの設定例」をご覧ください。
ADD OSPF INTERFACE=vlan-red AREA=0.0.0.0 ↓
ENABLE OSPF ↓
基本設定 |
CREATE VLAN=A VID=10 ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
ADD VLAN=A PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=B PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-A IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-A AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
CREATE VLAN=C VID=30 ↓
ADD VLAN=B PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=C PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.20.2 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-C IP=192.168.30.1 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.30.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-C AREA=0.0.0.0 ↓
ENABLE OSPF ↓
SHOW OSPF INT ↓
SHOW OSPF INT=vlan-A ↓
SHOW OSPF NEIGHBOUR ↓
SHOW OSPF AREA ↓
SHOW OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
SHOW OSPF RANGE ↓
SHOW OSPF LSA ↓
SHOW OSPF LSA FULL ↓
SHOW OSPF ↓
ABR(エリア境界ルーター) |
0.0.0.0(バックボーン) | 192.168.10.0/24(192.168.10.0 〜 192.168.10.255) |
1.1.1.1(スタブエリア) | 172.16.0.0/18(172.16.0.0 〜 172.16.63.255) |
2.2.2.2(スタブエリア) | 172.16.64.0/18(172.16.64.0 〜 172.16.127.255) |
3.3.3.3(スタブエリア) | 172.16.128.0/18(172.16.128.0 〜 172.16.191.255) |
CREATE VLAN=A VID=10 ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
ADD VLAN=A PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=B PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-A IP=172.16.0.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF AREA=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF RANGE=172.16.0.0 MASK=255.255.192.0 AREA=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF INT=vlan-A AREA=1.1.1.1 ↓
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=A VID=10 ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
ADD VLAN=A PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=B PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-A IP=172.16.64.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.10.2 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF RANGE=172.16.64.0 MASK=255.255.192.0 AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF INT=vlan-A AREA=2.2.2.2 ↓
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=A VID=10 ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
ADD VLAN=A PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=B PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-A IP=172.16.128.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.10.3 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=3.3.3.3 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF AREA=3.3.3.3 ↓
ADD OSPF RANGE=172.16.128.0 MASK=255.255.192.0 AREA=3.3.3.3 ↓
ADD OSPF INT=vlan-A AREA=3.3.3.3 ↓
ENABLE OSPF ↓
SHOW OSPF INT ↓
SHOW OSPF INT=vlan-A ↓
SHOW OSPF NEIGHBOUR ↓
SHOW OSPF AREA ↓
SHOW OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
SHOW OSPF RANGE ↓
SHOW OSPF LSA ↓
SHOW OSPF LSA FULL ↓
SHOW OSPF ↓
ASBR(AS境界ルーター) |
CREATE VLAN=A VID=10 ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
ADD VLAN=A PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=B PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-A IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-A AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
CREATE VLAN=C VID=30 ↓
ADD VLAN=B PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=C PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.20.2 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-C IP=192.168.30.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP RIP INT=vlan-C ↓
Note - RIPではなくスタティックルーティングを行う場合は、ADD IP ROUTEコマンドで経路情報を登録してください。たとえば、この例では「ADD IP ROUTE=192.168.40.0 MASK=255.255.255.0 INT=vlan-C NEXT=192.168.30.2」などとします。
SET OSPF ROUTERID=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
SET OSPF RIP=BOTH ASEXTERNAL=ON ↓
Note - RIPではなくスタティックルーティングを行う場合は、「RIP=BOTH」は不要です。「ASEXTERNAL=ON」だけで、(SET OSPFコマンドのSTATICEXPORTのデフォルト値がYESのため)スタティック経路がOSPFに取り込まれるようになります。
Note - ファームウェアバージョン2.9.1以降、「SET OSPF RIP=BOTH」は、「SET OSPF RIP=EXPORT」と「ADD OSPF REDISTRIBUTE PROTOCOL=OSPF」の2コマンドに分割・変換された上で保存されます。詳しくはSET OSPFコマンド、ADD OSPF REDISTRIBUTEコマンドの説明をご覧ください。
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=C VID=30 ↓
CREATE VLAN=D VID=40 ↓
ADD VLAN=C PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=D PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-C IP=192.168.30.2 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-D IP=192.168.40.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP RIP INT=vlan-C ↓
ADD IP RIP INT=vlan-D SEND=RIP1 RECEIVE=NONE ↓
Note - RIPではなくスタティックルーティングを行う場合は、ADD IP ROUTEコマンドで経路情報を登録してください。たとえば、この例では「ADD IP ROUTE=0.0.0.0 MASK=0.0.0.0 INT=vlan-C NEXT=192.168.30.1」とすれば、直接接続されていないネットワーク宛てのパケットがすべてデフォルトルート(スイッチB)に送られるようになります。
SHOW OSPF INT ↓
SHOW OSPF INT=vlan-B ↓
SHOW OSPF AREA ↓
SHOW OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
SHOW OSPF RANGE ↓
SHOW OSPF LSA ↓
SHOW OSPF LSA FULL ↓
SHOW OSPF ↓
BGP-4経路の取り込み |
ADD IP FILTER=300 SOURCE=10.10.0.0 SMASK=255.255.0.0 ACTION=INCLUDE ↓
Note - プレフィックスフィルターの末尾には、すべてのプレフィックスを拒否する暗黙のエントリーが存在するので、この例では指定範囲外の経路は取り込み対象となりません。
SET OSPF BGPIMPORT=ON BGPLIMIT=10 BGPFILTER=300 ASEXTERNAL=ON ↓
Note - 「ASEXTERNAL=ON」を指定しなくてもBGP-4経路の取り込みは行われますが、通常は指定してください。
Note - ファームウェアバージョン2.9.1以降、「SET OSPF BGPIMPORT=ON」は、「ADD OSPF REDISTRIBUTE PROTOCOL=BGP」コマンドに変換された上で保存されます。また、BGPLIMITパラメーターの変更は、「ADD OSPF REDISTRIBUTE PROTOCOL=BGP」コマンドのLIMITパラメーターにも反映されます。詳しくはSET OSPFコマンド、ADD OSPF REDISTRIBUTEコマンドの説明をご覧ください。
SET OSPF BGPFILTER=NONE ↓
仮想リンク |
0.0.0.0(バックボーン) | 172.16.0.0/16, 192.168.100.0/24 |
1.1.1.1(通過エリア) | 192.168.10.0/24 |
2.2.2.2(スタブエリア) | 192.168.20.0/24, 192.168.21.0/24, 192.168.22.0/24 |
AS外部(RIPドメイン) | 192.168.101.0/24, 192.168.102.0/24 |
CREATE VLAN=A VID=10 ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
CREATE VLAN=C VID=30 ↓
ADD VLAN=A PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=B PORT=5-8 ↓
ADD VLAN=C PORT=9-12 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-A IP=192.168.10.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.100.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-C IP=172.16.10.1 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=172.16.0.0 MASK=255.255.0.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.100.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF AREA=1.1.1.1 STUBAREA=OFF ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 AREA=1.1.1.1 ↓
Note - STUBAREA=OFFを忘れるとスタブエリアとなり、仮想リンクが通過できなくなりますのでご注意ください。
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-C AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-A AREA=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF INT=virt0 AREA=1.1.1.1 VIRTUALLINK=3.3.3.3 ↓
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=B VID=20 ↓
CREATE VLAN=D VID=40 ↓
CREATE VLAN=E VID=50 ↓
ADD VLAN=B PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=D PORT=5-8 ↓
ADD VLAN=E PORT=9-12 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-B IP=192.168.100.254 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-D IP=192.168.101.254 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-E IP=192.168.102.254 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP RIP INT=vlan-D ↓
ADD IP RIP INT=vlan-E ↓
SET OSPF ROUTERID=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=172.16.0.0 MASK=255.255.0.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.100.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF INT=vlan-B AREA=0.0.0.0 ↓
SET OSPF ASEXTERNAL=ON RIP=BOTH ↓
Note - ファームウェアバージョン2.9.1以降、「SET OSPF RIP=BOTH」は、「SET OSPF RIP=EXPORT」と「ADD OSPF REDISTRIBUTE PROTOCOL=OSPF」の2コマンドに分割・変換された上で保存されます。詳しくはSET OSPFコマンド、ADD OSPF REDISTRIBUTEコマンドの説明をご覧ください。
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=A VID=10 ↓
CREATE VLAN=F VID=60 ↓
ADD VLAN=A PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=F PORT=5-8 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-A IP=192.168.10.254 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-F IP=192.168.20.254 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=3.3.3.3 ↓
ADD OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=172.16.0.0 MASK=255.255.0.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.100.0 MASK=255.255.255.0 AREA=0.0.0.0 ↓
ADD OSPF AREA=1.1.1.1 STUBAREA=OFF ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.10.0 MASK=255.255.255.0 AREA=1.1.1.1 ↓
Note - STUBAREA=OFFを忘れるとスタブエリアとなり、仮想リンクが通過できなくなりますのでご注意ください。
ADD OSPF AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.21.0 MASK=255.255.255.0 AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.22.0 MASK=255.255.255.0 AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF INT=vlan-A AREA=1.1.1.1 ↓
ADD OSPF INT=vlan-F AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF INT=virt0 AREA=1.1.1.1 VIRTUALLINK=1.1.1.1 ↓
ENABLE OSPF ↓
CREATE VLAN=F VID=60 ↓
CREATE VLAN=G VID=70 ↓
CREATE VLAN=H VID=80 ↓
ADD VLAN=F PORT=1-4 ↓
ADD VLAN=G PORT=5-8 ↓
ADD VLAN=H PORT=9-12 ↓
ENABLE IP ↓
ADD IP INT=vlan-F IP=192.168.20.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-G IP=192.168.21.1 MASK=255.255.255.0 ↓
ADD IP INT=vlan-H IP=192.168.22.1 MASK=255.255.255.0 ↓
SET OSPF ROUTERID=4.4.4.4 ↓
ADD OSPF AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.20.0 MASK=255.255.255.0 AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.21.0 MASK=255.255.255.0 AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF RANGE=192.168.22.0 MASK=255.255.255.0 AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF INT=vlan-F AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF INT=vlan-G AREA=2.2.2.2 ↓
ADD OSPF INT=vlan-H AREA=2.2.2.2 ↓
ENABLE OSPF ↓
SHOW OSPF INT ↓
SHOW OSPF INT=vlan-B ↓
SHOW OSPF AREA ↓
SHOW OSPF AREA=0.0.0.0 ↓
SHOW OSPF RANGE ↓
SHOW OSPF LSA ↓
SHOW OSPF LSA FULL ↓
SHOW OSPF ↓
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