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独立行政法人 国立高等専門学校 茨城工業高等専門学校
高信頼のネットワークソリューションと運用管理の“見える化”で、教育環境の整備を推進
独立行政法人 国立高等専門学校 茨城工業高等専門学校
「自律」と「創造」を教育理念に掲げる国立茨城工業高等専門学校は、教育環境の整備の一環としてキャンパスネットワークを刷新。アライドテレシスのVCS対応コア・スイッチ「SwitchBlade x908」や無線LAN APコントローラー「UWC」などを導入し、多様なアクセスに対応するセキュアで柔軟性に富んだネットワーク環境の実現と、運用管理の見える化を推進している。 独立行政法人 国立高等専門学校 茨城工業高等専門学校
プロフィール
■独立行政法人 国立高等専門学校機構 茨城工業高等専門学校
所在地: 〒312-8508 茨城県ひたちなか市中根866
設 立:1964年3月27日設立
学 生:本科1072人、専攻科80人
職 員:123人
茨城高専の本科には、機械システム工学科、電子制御工学科、電気電子システム工学科、電子情報工学科、物質工学科の5学科があり、5年間一貫教育の中で一般科目と専門科目を学ぶ。卒業後は準学士を取得し、就職のほか、国立大学等の三年次への編入学。また大学と同じ学士課程である2年間の専攻科への進学、更により専門性を高めるために大学院への進学など、さまざまな選択肢がある。
http://www.ibaraki-ct.ac.jp/
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高等教育機関として科学技術者の育成に取り組む茨城高専
安定化と高速化、運用管理の効率化を目指した、新キャンパスネットワーク
課題を解決した有線/無線の統合ネットワークソリューション
無線LANの活用を進めることで、学生のICTレベルを高める
高等教育機関として科学技術者の育成に取り組む茨城高専
電子情報工学科 教授 情報処理センター長 中屋敷 進 氏
電子情報工学科 教授
情報処理センター長
中屋敷 進 氏
特急で上野から約1時間20分の茨城県ひたちなか市に位置する、国立茨城工業高等専門学校(茨城高専)は、昭和39年3月に設立された科学技術者を育成する高等教育機関であり、設立以来現在まで多くの人材を輩出してきた。教育内容は、実社会で役立つものを中心に、実験・実習などを重視した実践的なものが多く、その結果、本科・専攻科ともに高い求人倍率を維持し、大学・大学院への編入・進学率も高水準を維持している。また、地域活動にも力を入れており、夏休みには小学生を対象とした「茨城高専おもしろ科学セミナー」を毎年開催。理科離れを食い止めることが目的のひとつで、昨年は650人程度が参加した。このほか、地域の産業界と連携し複数の研究を行う「地域共同テクノセンター」や、図書館の開放など地域活性化に寄与する活動にも積極的だ。こうした教育、研究をICT面で支えるのがキャンパスネットワークである。およそ10万uの敷地に、26棟の教室棟などの建屋が点在し、1,000名を超える学生を擁する茨城高専では、学生が積極的に新しい知識や技術に触れることのできる環境を提供することを目的にキャンパスネットワークを刷新。2013年4月から稼働した新キャンパスネットワークにはアライドテレシスの先進のネットワークソリューションが導入されている。
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安定化と高速化、運用管理の効率化を目指した、新キャンパスネットワーク
電子情報工学科 准教授 副情報処理センター長 弥生 宗男 氏
電子情報工学科 准教授
副情報処理センター長
弥生 宗男 氏
技術教育支援センター 技術専門職員 山田 真 氏
技術教育支援センター
技術専門職員 山田 真 氏
茨城高専では、2002(平成14)年に校内の建屋の一部を1Gbpsの光ファイバーで接続し高速キャンパスネットワークが構築された。2006年(平成18年)には同校で開催された全国高専プログラムコンテストにあわせて無線ネットワークが構築された。その後、ノートPCやスマートフォンなどのモバイル端末の普及により、学内での無線LANの使用が増え、ネットワークの負荷が大きくなってきた。また、より強固なセキュリティーの確保も課題となってきた。こうした背景に加え、順次構築されてきた有線と無線のネットワークを一元的に管理する必要性にも迫られていた。技術教育支援センター 技術専門職員 山田 真氏は、「従来のネットワークの課題を解決するために、新システムでは、安定化と高速化を目指して既存のネットワークシステムの刷新と増強、そして有線と無線ネットワークの一元管理を通じた効率化を実現するための一括導入が要求仕様となりました」と語る。茨城高専では、このような要件を抽出し、課題解決に向けてキャンパスネットワークの再構築に着手。複数ベンダーの提案を検討し、入札を経て落札事業者が推奨するアライドテレシスのネットワークソリューションを導入した。副情報処理センター長 弥生宗男氏は、「システム検討のためのアライドテレシスのプレゼンの際に、機器を操作しながら説明を受けました。VCSの機能も、実際にケーブルを抜き差ししながらその効果を確かめました。従来のシステムでは、機器の冗長化は完全ではなかったので、新しいシステムでは冗長化は譲れないポイントの一つでしたが、実際に体験しその効果を実感しました」と語る。
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課題を解決した有線/無線の統合ネットワークソリューション
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
UWCの管理画面
UWCの管理画面
こうして新たに再構築された茨城高専の新キャンパスネットワークには、コア・スイッチにVCS(Virtual Chassis Stacking)対応の「SwitchBlade x908」が2台導入された。SBx908と校内の19に及ぶ建屋にそれぞれ設置されたレイヤー2スイッチとは、リンクアグリゲーションを用いて経路の冗長化と2Gbpsの広帯域化を図っている。また、従来から)構築されていた無線ネットワークも拡充された。無線LAN APを30台増設し、合計74ヶ所の無線LANアクセスエリアを構築。無線LAN APには、IEEE 802.11a/b/g/nに対応し、無線LAN APアクセスコントローラー「UWC(Allied Telesis Unified Wireless Controller)」による集中管理に対応する「AT-TQ2450」が採用された。AT-TQ2450を収容するPoEスイッチには、ギガビットイーサネット・インテリジェント PoE+スイッチ「CentreCOM GS908M V2-4PS」を導入。このほか、レイヤー2スイッチには、レイヤー2plusギガビット・インテリジェント・スイッチ「CentreCOM 9048XL」、ギガビット・インテリジェント・スイッチ「CentreCOM GS924M V2」が導入されている。いずれも、ループ防止やIEEE802.1x認証、MAC認証といった、豊富な認証/セキュリティー機能をサポートしている。UWCは、最大210台までのAT-TQ2450を一括管理でき、APの自動検出と設定情報の導入、2.4GHz/5GHzごとのチャンネルと送信出力の制御、また管理対象の無線LAN APをわかりやすいGUI によりリアルタイムに監視することができる。

「今回は、無線LAN APの設置箇所が多く、設置する場所も複数の建屋にわかれていました。そのため全体を監視できるツールが不可欠だったため、UWCを導入しました」と弥生氏は語る。

また、独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)では、国立高専の認証基盤システムの統一を進めており、茨城高専においても、RADIUS(認証)サーバーを導入し、アクセスコントロールによるセキュリティーの強化を図っている。

新キャンパスネットワークのネットワーク監視には、ネットワーク管理ソフトウェア「CentreNET Swim Manager」が導入された。情報処理センター長 中屋敷 進氏は、「企業などのように運用部署があるところとは異なり、当校のようにネットワークの管理運用を限られた人数で確実に行うためには、システムの“見える化”は重要です。そのため、監視ツールであるSwim ManagerとUWCには大いに期待しています。実際にある校舎で、誤ってブレーカーが落ちてしまったということがありましたが、Swim Managerで電源が落ちたスイッチの箇所やネットワークの影響範囲がすぐにわかりました。当校は校舎が多く、機器の設置場所があちこちに散らばっていので、障害箇所や影響範囲がすぐにわかるというのは心強いです。ダウンタイムを最小限にできます。また、まだ本格運用は始まっていませんが、無線LANのAPをビジュアル的に表現する“MAP機能”についても期待しています。現在のICTの進展のなかでは、ネットワークに限らず“見える化”が求められていると思いますが、特にネットワークは広域に広がっているので、一元管理できれば、適正な人員配置で運用でき、経営効率を高めることができます」と語る。
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無線LANの活用を進めることで、学生のICTレベルを高める
ラック内のSBx908をはじめとするアライドテレシス製品群
オープンスペース壁面に設置されたAT-TQ2450
新キャンパスネットワークの運用が開始されて3カ月。導入後の効果について弥生氏は、「今回の無線LANの増強の目的には、学生がネットワークを利用しやすくすることもありました。研究室にひとつずつ設置するなどしてAPを増やしたことで、これまでアクセスできなかった場所からもアクセスできるようになりました。トラフィックについては、大きな問題はなく安定稼動しています。もともと、余裕をもって設計しているということもありますが、当校ではこれからさまざまなイベントがあり、ネットワークを使うシーンが増えると予想されるので、今後もさまざまな視点から検証していきたいと考えています」と語る。

中屋敷氏は、「無線ネットワークについては、学生が実際に使うなかでICTに精通してもらいたいと考えています。ほかの高専とくらべて茨城高専の学生は、ICTの感度が高い状態にあることを目指したいと思います。高専生には実務力を付けさせたいのです。そのためには、校内の随所からネットワークに接続できる無線LAN環境を充実させることで、個人の活動、情報収集、進学、就職、研究活動などに活かせるような環境を整備していきたいと考えています。今後は、e-ラーニングへの活用や、高専間や大学との間でネットワークをつないでのサテライト授業などにおける利用なども想定され、教育環境の整備もより推進できるのではないかと考えています」と語る。

また、中屋敷氏は「一方で、ICTの進展により、これまでの学校教育の現場のパラダイムが転換しつつあるのではないかとも感じています。これまでは一人の学生に対し、複数の教員という構図でしたが、これからは学生がSNS(Social Networking Service)などで横につながります。そのような環境のなかで、今後は、教員自体の意識の変革も必要ではないかとも感じています」と語る。

科学技術の進歩のなかで生じるさまざまな課題を自律的に解決するとともに、新しい知識を生み出すことのできる創造性あふれる技術者の育成に取り組む茨城高専。未来のトップランナーのためのICTによる教育現場を、アライドテレシスのネットワークソリューションが担っている。(取材:2013年6月)
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