第43回医療情報学連合大会 様

さまざまなイベント会場ネットワークの豊富な導入実績を活かし今年も医療学会の会場LANの構築と運用、ライブ配信を支援

アライドテレシスは2023年11月22日から25日に神戸ファッションマートで開催された第43回医療情報学連合大会へ参加。企業展示および共催セミナー(スイーツセミナー)への参加のほか、会場の有線/無線ネットワークを提供。Wi-Fi6対応の無線LANアクセスポイント「AT-TQ6602 GEN2」や、ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」により、来場者用、運営用に加え、Web LIVE配信用のネットワーク構築および運用支援を行った。(2023年12月公開)

業種・業務
医療 イベント・スポーツ
ソリューション
ネットワーク運⽤ Vista Manager シリーズ PoE
導入製品
ネットワーク運用 コアスイッチ ディストリビューションスイッチ エッジスイッチ 無線LAN ルーター(有線LAN)
導入目的
公衆無線LAN ネットワークの新規構築 運⽤・管理の向上 環境の整備 統合管理 安定稼働・安定通信 高速通信 ネットワーク監視の強化 業務効率の向上

今年もハイブリッド開催で学術大会を盛り上げる

 第43回医療情報学連合大会(第24回日本医療情報学会学術大会)が2023年11月22日から25日の4日間、兵庫県神戸市の神戸ファッションマートで開催された。医療情報学連合大会は、一般社団法人 日本医療情報学会(Japan Association for Medical Informatics;JAMI)が主催する学術大会。JAMIは、年に2回の学術大会(日本医療情報学会春季大会、日本医療情報学会秋季大会)を開催するほか、複数の研究会を傘下に持ち、活発な学術活動を行っている。
 今年の大会テーマは「医療情報の安全な流通と活用」。医療情報を安全に流通させ、データを有効に二次活用できる環境を整備する課題は重要である。この課題は、多くの異なる立場の人達でしっかり議論し、協力し合うことで初めて実現できるものとして、今回の学術大会でも、関連するさまざまな取り組みが発表された。
 特別講演に加え、シンポジウムやチュートリアル、ワークショップ、一般講演、ハイパーデモ、企業展示、共催セミナー(ランチョン/スイーツ)など、多彩なプログラムが実施されたほか、イベント用のWebセミナー配信システムを利用したハイブリッド開催となった。 Webセミナー配信システムの活用は前大会からに続いての取り組みとなっている。
 アライドテレシスは本大会において、企業展示および共催セミナー(スイーツセミナー)への参加に加え、Web LIVE配信用や企業展示・運営用のネットワークについても構築および運用サポートを担った。アライドテレシスは医療情報学連合大会のネットワーク構築・運用支援を10年以上任され続けている。

Web LIVE配信用、企業展示・来場者用、運営用のネットワークを構築

 大会会場は神戸ファッションマートの1階と9階を利用し、各講演会場や展示ルーム、企業展示エリアにスイッチ(x230シリーズ、 GS950 V2シリーズ)と無線LANアクセスポイント(AT-TQ6602 GEN2)を配置した。
 ネットワークはWeb LIVE配信用、企業展示・来場者用、運営用の三つを提供。特にWeb LIVE配信用は安定性を重視し、有線メインで2回線の構成とした。運営用ネットワークは安定したWeb LIVE配信を行うため、Web LIVE配信用と企業展示・来場者用のどちらにも接続可能となる設計にした。
 企業展示・来場者用に関しては、来場者には一部エリアにてフリーWi-Fiを提供し、企業展示では各企業に有線・無線LANの提供を行った。無線LANはWi-Fi6対応機器であるAT-TQ6602 GEN2を使用した。

ネットワークメーカーならではのノウハウや知見を活かして

 今回の医療情報学連合大会だけではなく、セミナーやショー、スポーツなど、多くのイベントでアライドテレシスのネットワークが利用されている。
 こうしたイベントにおいては、企業に設置する通常のネットワークとは異なり、接続する人数が正確には分からず、使い方もさまざまだ。イベントの内容や規模からある程度の想定はできても、実際に始まってみればネットワークに繋がりにくかったり、切断されたりということも起こり得る。また来場者によるモバイルルーターなどの持ち込みも多く、事前にサーベイ(電波調査)を実施していても、電波の干渉による接続不良や遅延は発生する。そうしたさまざまなことを考慮に入れた設計、構築が必要となるため、ネットワーク構築・運用に関するノウハウや知見の積み重ねを活かし、構築にあたることが重要だ。
 なお今回の学術大会は屋内のイベントで、会場もすべて屋根のある室内だったが、アライドテレシスでは屋外用の無線LANアクセスポイント「AT-TQ5403e」も提供しているため、耐環境性能を必要とする屋外への設置にも対応している。屋外でのスポーツイベント会場用のネットワークもアライドテレシスではすでに実績がある。

会場ネットワーク、Web LIVE配信ともに全日程の運用を完了

 大会の会期は4日間。多くの大学・国公立病院、開業医、保険薬局などの医療関係者やMR、企業関係者が来場もしくはWeb LIVE配信を利用して参加した。11月25日には無事開催を終了し、前大会(第42回医療情報学連合大会)を上回る来場者が訪れ、多くの方に会場ネットワークをご利用いただいた。
 アライドテレシスは本大会で、福井大学 医学部附属病院 医療情報部 副部長・准教授の山下 芳範氏との共催セミナー(スイーツセミナー)にも参加。会場ではコロナ禍以前に迫る人数が参加、Web LIVE配信でもこれまでで最多人数が視聴するなど多くの聴講者を集めた。
 また企業展示にも参加した。「ネットワークから医療現場のデジタル変革を支援」をテーマに、無線LAN連携による医療機器の位置情報の把握と、アラート情報とともに可視化してネットワークとまとめて管理できるソリューションや、また近年被害が増えているランサムウェア対策として有効なオフラインバックアップソリューションなど、医療現場のDX推進を支援するソリューションを紹介した。
 展示で特に来場者の関心が高かったのが、スマート医療機器と無線LAN連携の展示だ。医療機器を無線LAN接続したときの動きやアラートの出方などを、アライドテレシスのネットワークマネージメント・ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」で可視化して表示。多くの来場者の目を引いていた。
 アライドテレシスは今後も、医療情報学連合大会への参加とともに会場ネットワーク構築・運用を支援し、医療分野向けの製品、サービス、サポートのさらなる充実を図り、医療業界全体の支援を積極的に行っていく。

導入ネットワーク構成イメージ図

導入企業基本情報

お客様プロフィール

イベント名
第43回医療情報学連合大会(第24回日本医療情報学会学術大会)
会期
2023年11月22日(水)~25日(土)
会場
神戸ファッションマート(兵庫県神戸市)

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