ループガードソリューション
ネットワーク停止など、人為的ミスや故障で起こるループの防止・特定で被害を最小限に
ネットワーク・ループとは?
ネットワーク・ループは、人為的ミスや機器の故障などでLANケーブルが適切に接続できていない場合などに発生してしまいます。例えば、LANケーブルが外れているからと、スイッチの空きポートに何気なく差してしまったが最後、末端スイッチ内でループパケット発生し、上位のスイッチ負荷がかかりサーバーやホストの応答が著しく低下します。結果、アプリケーションなどの利用ができなくなり、業務の継続が困難になってしまいます。影響範囲は非常に大きく、オフィス・工場単位でネットワークが使用できなくなります。
人為的ミスによる末端スイッチを起因とした例を挙げましたが、各レイヤーでネットワーク・ループが起こる可能性があり、発生箇所によって原因は異なります。
ループガードソリューション
LDF検出
送信したLDF(Loop Detection Frame)を自身が受信することでループを検知
- フロア/エッジスイッチでの使用に最適
- 配下スイッチは特別な機能不要
適応箇所(レイヤー):フロア/エッジスイッチ
Force MDI
ポートの極性(MDI/MDI-X)を固定することで不要なリンクアップを防ぎ、ループを防止
- フロア/エッジスイッチでの使用に最適
- PCレスで設定可能
適応箇所(レイヤー):フロア/エッジスイッチ
MACアドレススラッシング検出
FDB上のMACアドレスが頻繁に更新される場合にループを検知
- 配下スイッチを跨ぐループに最適
- STPなどループ構成の二次障害防止に
適応箇所(レイヤー):コア/ディストリビューション
ループを可視化して直感的に管理
Vista Manager mini ネットワークマップにてAMFデバイスアイコンのコンテキストメニューからループガードの設定ができます。
ループ検出時には、ネットワークマップにてループ検出トラップの表示を行います。
設定可能なループガード機能:LDF検出・MACアドレススラッシング検出
※LDF検出とMACアドレススラッシング検出は同一ポート上で併用できませんのでご注意ください。
※Vista Manager miniでは、SNMPトラップを受信することで、ネットワークマップにループ検出の通知を行います。
- 設定画面
-
LDF検出機能
MACアドレススラッシング検出機能