西部電気工業株式会社 様

ITに携わる社員のネットワークスキルを育成する社内研修プログラムに、実践的なノウハウ・スキルを習得できる「Net.Campus」を採用

福岡県の西部電気工業株式会社では、社員教育、人材育成のための研修プログラムとして、アライドテレシスのトレーニングサービス「Net. Campus」を採用。初年度は19名、翌年度は44名の社員が「Routing & Switching」「Wireless」など、実機を使ったトレーニングコースを受講し、実践的なノウハウやスキルを身につけている。(2022年1月公開)

業種・業務
エンタープライズ
ソリューション
Net.Campus
導入目的
人材育成 社員教育

情報通信を基盤に社会貢献を目指す

 西部電気工業株式会社は、「常に未来を先見し、卓越する技術力と不断の挑戦により、豊かな社会づくりに貢献します」というグループの経営理念を掲げ、優れた技術力で顧客満足度の高いサービスを提供し続けている。
 情報通信エンジニアリング事業やICTソリューション事業、ソフトウェア開発事業、土木・情報インフラ設備事業など7つの事業分野でビジネスを展開。ICTソリューション事業では、顧客に最適なインフラの提案から設計、導入、運用、保守まで一貫したサービスを提供している。パートナー企業の一社としてアライドテレシスとは古くからの付き合いがある。
 「創業は1947年で、70年以上の歴史があります。福岡市に本社を構え、九州各地に支社や支店を展開し、東京と大阪にも事業所を置いています。情報通信を基盤にICTやソフトウェア開発などの分野にも力を入れて事業を拡大しています。地域社会のさらなる発展と持続的な成長のため、より社会に貢献していくことを目指しています」と語るのは、西部電気工業株式会社 ビジネス営業本部 営業企画部 担当課長の徳永 貴司氏。
 西部電気工業では社員教育、人材育成にも力を入れており、各事業において必要とされるさまざまな教育・研修プログラムを実施している。そして今回、新たにアライドテレシスのトレーニングサービス「Net. Campus(ネットドットキャンパス)」を研修プログラムとして採用した。

研修プログラムに「Net. Campus」を採用

 西部電気工業ではこれまでも、複数のネットワーク技術に関する教育・研修プログラムを採用し、関連する業務を行う部署や社員へ資格取得を推奨してきた。
 スキル獲得に役立つ研修プログラムを検討していた際に、Net.Campusの紹介があった。実機演習など非常に実践的な内容であったため、ビジネス営業本部 営業企画部では採用を決定した。
 Net.Campusは、ネットワーク専門メーカーのアライドテレシスが提供する、ネットワーク技術者を目指す方への有償トレーニングサービスだ。座学だけでなく実機演習も兼ね備えた研修を実施している。各コースの合格認定を受けるためには、座学の知識だけでなく、与えられた課題に対する実機設定のスキルも必要になる。
2020年度には、複数の研修プログラムを計19名の社員が受講。「基礎からしっかり学ぶことができた」「技術・機能解説が充実しており、大変勉強になった」「実機を扱うため、実務に直結する有意義な研修だった」など、受講者から高い評価を得た。同社が定期的に作成している社内誌にも受講者の声を掲載し、社内からの注目を集めた。
 2021年度より人材育成の計画としてNet.Campusを本格導入し、各部の営業やSE、中途・新入社員に対して、積極的な受講を促した。
 SEのみならず、営業担当の社員が初級・中級のプログラムの内容を理解することで、顧客から相談があった場合や急なトラブルが発生した際にも、簡単な設定や対処ができるようになって欲しいという思いからだ。
 2021年度はネットワーク入門やRouting & Switching、Wirelessなど計7種の講座を、延べ44名の社員が受講した。中には2020年にRouting & Switching CAT(初級)※1を受講し、2021年にCAP(中級)※2を受講するといったステップアップの例も複数あったという。


※1 CAT(Certified AlliedTelesis Technician):指定された要件に基づいてネットワークを構築できる知識とスキルの習得を目指すコース。
※2 CAP(Certified AlliedTelesis Professional):ネットワークの要件定義から設計・構築・運用まで行うことができる知識とスキルの習得を目指すコース。

受講者からも好反応、社員教育・人材育成にさらに注力

 社内研修に組み込むにあたっては、習熟度のチェックや受講者からの声をもとに、プログラム内容のカスタマイズをアライドテレシスに依頼。アライドテレシスでは、ネットワーク入門やTrouble Shooting CATなど、特別コースを用意して受講してもらっている。こうした柔軟性のある対応を徳永氏は高く評価している。「柔軟に要望に応えてもらい、良かったと思います。Net. Campusのように実際に機器を製造・提供しているメーカーの社員の方が直接指導してくれる研修プログラムは少ないので、そうした面も評価しています」と徳永氏。
 研修プログラムは、実際に受講した社員の声を重視している。肯定的な意見が多く、受講者に技術を身につける場を設けることが役目であるビジネス営業本部 営業企画部としては、実践的なプログラムを提供するアライドテレシスに相談して良かったとのこと。また、すでに実際に研修を受けた社員が、顧客先でアライドテレシスの機器を触るケースも多いという。
 2022年度以降については社員からの声を取りまとめている段階だが、「無線LANの上級コースを受講したい」など、ステップアップを目指したいという声も集まってきており、来年度の社内の要望を取りまとめる予定だ。
 西部電気工業は今後も引き続き、社員教育・人材育成に注力していく。徳永氏は、「社員のニーズ、それに社会情勢の変化などもよく見ながら、実践的な教育の充実を進めていきたいと思います」と今後の展望を語った。
 アライドテレシスではこれからも、Net. Campusのトレーニングサービス提供を通じて、西部電気工業の社員教育・人材育成を積極的に支援していく。

導入ネットワーク構成イメージ図

導入企業基本情報

お客様プロフィール

西部電気工業株式会社
ビジネス営業本部
営業企画部
担当課長
徳永 貴司氏

会社名
西部電気工業株式会社
所在地
福岡市博多区博多駅東3丁目7番1号
設立
1947年
代表者
代表取締役社長 熊本 敏彦
URL
https://www.seibu-denki.co.jp/
取り組み

情報通信エンジニアリングをはじめ、土木建築、環境プラント等、各種設備工事の設計・施工管理やネットワークシステムの提案・設計・構築、保守、ソフト開発のICTソリューション事業を展開。

一覧に戻る

Language