01.

ネットワーク機器のファームウェアを検査

私たちの部署では、スイッチやルーターなどネットワーク機器に搭載される、開発中のファームウェアの検証を行っています。国内外の開発拠点で開発されたファームウェアを、リリースされる前に実際のネットワーク機器に導入し、問題なく動作するかどうかのチェックを行います。
想定している動作とは違う動きが確認されたときは、開発拠点に報告します。不測の動作をした場合、問題が起きているポイントを探すのも仕事の一つです。
製品単体に導入して、そのファームウェア単独の検査をすることもありますが、大規模なネットワークを想定して、実際にその環境を構築して、他の機器との連動も含めてテストすることもあります。あとは市場に出てから発生した不測動作を実際に再現するようなこともあります。

02.

リリース直前に重大な不測動作を見つけたとき

重大な不具合をリリース直前に見つけたときのことが印象に残っています。その時は、ファームウェアのメインとなる追加仕様として、仮想マシンにファームウェアを搭載して利用できるようになったのですが、動作確認した際に、特定の条件下でうまく起動しないという問題がリリースの直前に発生したことがありました。正直、本当に直前だったのでかなり焦りました。
ただ、そうやって何か見つけたら、まずは、その動作が発生しているポイントはどこか、追跡できるところまで自分で調べます。その上で上長に報告し、最終的にリリースできるのかできないのか、といった調整をしていきます。
アライドテレシスは製品ラインナップが豊富で、ファームウェアの種類によっては影響がおよぶ製品が広範囲になる可能性もあります。なので、リリース直前に不測の動作が見つかった場合、他の機器でも影響がでる可能性があるので、チームで協力して、すぐに確認します。

03.

「スケジュール通り」=製品の安定供給

ファームウェアでテストする工数として、大体一人当たり100件近くあるんです。スケジュール通りにテストが進み、リリースできた時に、やりがいとか嬉しさを感じます。
製品を安定供給することがメーカーとして一番大切だと思います。テストも含めて、スケジュール通りに進めばそれが安定供給に繋がります。

04.

ラボがあるからネットワークの実環境を試せる

私たちの部門には、通常の執務スペース以外にテスト用のラボが整備されています。ラボには、テスト用の機器がたくさん置いてあるのですが、その機器を使って実環境を構築してテストします。ネットワークにつながっている端末が実際に生成するパケットを、端末がなくても生成できる設備もあり、それを使ってネットワークに負荷をかけたり、仕様で耐えられる最大値の通信量をテストしたりなども実施しています。

05.

必要なスキルは技術面だけではないし、鈍らせない意識も大事

基本的なところで言うと、知識面ではネットワーク技術のVLANやSNMPなど基礎的な知識が必要にはなります。ただ、気が付いたら身に付くものですね。
それだけではなくて、海外の開発拠点に英語で報告の連絡をする機会もよくあります。なので、英語力の維持と向上のために、簡単な日記を英語で書くなどして英語に触れる機会を普段から増やしています。
あとは、プロジェクト期間外でも自分でネットワーク環境を作ってみたりと、テストの勘を鈍らせないように意識しています。

06.

アライドテレシスの魅力は?

アライドテレシスの最新技術に触れられるのが魅力です。開発部門の次に最新技術に実際に触れることができます。

07.

自分の知識、スキルもアップデート

現在OJTを担当し、業務を通じて新人にネットワーク関係の知識を教えていっています。この機会を活かして、自分自身のスキルや知識もアップさせたいと思います。

日のスケジュール

  • 6:30
    起床、朝食、出勤準備
  • 8:50
    出勤
  • 17:30
    退勤
  • 19:00
    帰宅、夕食、風呂
  • 20:30
    家事、娯楽
  • 23:30
    就寝