01.

工場と日本をつないで、
製品の品質を守る架け橋に

シンガポールと中国にある生産工場に品質管理の立場で出向をしていて、出荷される製品の品質の管理をしていました。要は、正常に動作する良品として仕向け地まで問題なく届けることがミッションです。品質管理と言ってもさまざまで、製品の外観から梱包形態、中に搭載される部品の取り付け方など、管理項目は多岐にわたります。そのために、現地雇用のオペレーターの教育や、日本の品質に対する要望を工場に伝える架け橋となる役目を担っていました。

02.

製品の品質管理

工場の立場で一番注目しているのは「着荷不良」です。届けられる製品が、電源を入れても動かないという不良です。しばらく使用して壊れた場合ならば、工場の検査では見つけられないのですが、着荷不良は、すでに出荷前から問題があった可能性があるからです。不良品なのに何らかの理由で工場側でしっかりと検査で検出できていないということなので、他にも検出できていない不良品があるのではないかという話になります。
着荷不良があった場合、その情報は工場にフィードバックがきます。なぜ見つからなかったか原因究明と是正策を検討し、その是正策が妥当かどうかを関係部門を含めレビューして、その後の生産に活かします。
アライドテレシスは世界でも高品質な日本の製品をお客様に届けたいという思いから、創業時から海外拠点に日本人を配属して、品質管理に力を入れてきたのです。

03.

何もないのが一番いい状態

工場の品質管理において不良品を発見するのは、「できて当たり前」のことなので、本部となる日本から連絡がないのが一番です。
生産で見つかった問題を工場にしっかりと伝え、是正されて、正常な良品にして出荷できたとき、日本にちゃんと良品を出荷できてよかったなと、やりがいを覚えます。

04.

品質管理の鉄則は、基準に則って判断すること

うやむやなまま判断せず、自分がちゃんと理解して納得してから判断するということを大切にしています。何か判断する場合、その判断の基準となるものをきっちり確認することです。うやむやで基準がないままだと問題が起きることが多いからです。
例えば、ただ出荷と言っても、外観検査にもきちんと基準があるので、その基準に則って出荷しています。見た目の話で関連して言うと、はんだ付けの状態の善し悪しのところで、一見問題なさそうに見えても、規格に則って検査して初めて不良だったことがわかるということもあります。基準やルールに則って、判断するということは品質管理の鉄則です。

05.

昔よりもオープンな性格に

私自身のことですが、元々英語が大嫌いで、外国にも全然興味はないし、正直成績も良くなかったです。そんな私が、シンガポール、そしてその後には中国に出向することになりました。海外に住んで、現地の友人もできて、ご飯も美味しいし、現地で日本人の知り合いとも出かけるようになり、と振り返ると出向があったおかげで、昔よりコミュニケーションが苦手ではなくなりました。初対面の人でも前に比べて話せるくらいに、オープンな性格になったと思います。

06.

アライドテレシスの魅力とは?

「自由にいろいろ工夫できる」ことですね。あとは、メーカーとしてのアライドテレシスも好きです。
新しい製品を開発部隊が設計して、それを工場がきっちり作れるように努力する。そこがメーカーとして、売っている製品に対する自信になります。いいものを作って売っているという自信。そのように営業の人も思ってくれているといいなと思います。

日のスケジュール

  • 6:30
    起床、朝食、出勤準備
  • 8:00
    出勤
  • 9:00
    業務開始
  • 17:30
    業務終了、退勤
  • 19:00
    夕食
  • 20:00
    家事、娯楽
  • 0:00
    就寝