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2018年12月3日

ビルの中央監視模擬システムに対するAMF/SES機能の有効性を確認する共同検証を実施

アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 大嶋章禎)は、2018年10月22日にビルの中央監視システム(疑似環境)に、AMF・SESを用いたサイバーセキュリティ対策の共同検証を森ビル株式会社、株式会社きんでんとともに実施しました。

【共同検証の目的】
運用中の中央監視システムに、AMF・SESを用いたサイバーセキュリティ対策を行った場合を想定した環境下で、AMF/SESの下記機能の有効性について検証する。
AMF:中央監視システムのネットワーク設定のバックアップと自動復旧
SES:中央監視システム特有のデバイスのホワイトリスト化とアクセス制御
AMFにおいては中央監視システムへの可用性を検証し、SESでは不正侵入端末防止といったセキュリティ対策の有効性を検証する。

【共同検証の概要と結果】
下記図のように中央監視模擬システムを構成し、下記4項目に対してAMF/SESの有効性を検証しました。
①SESによるHIM,PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)などの接続許可端末の探索と登録、模擬運用の開始。(ホワイトリストアクセス)
②不正侵入端末をセキュリティ対応スイッチに接続し、不正接続検知および対象通信の遮断
③セキュリティ対応スイッチに対するAMFからスイッチのファームウェア等を自動ダウンロード
④セキュリティスイッチを、予防保全(定期メインテナンス)時の新品交換を模した、AMFによるバックアップデータ自動ダウンロード。運用の自動再開
結果:上記のすべての検証項目に関して、想定通りの結果を確認することができました。
今回の検証結果において、AMF・SES両機能によりビルの中央監視システムにおいてもセキュアでレジリエンシーな制御ネットワークを提供可能なことが確認できました。

共同検証構成図

 

本共同検証に対する結果と今後の活用方法に関して、森ビル株式会社様、株式会社きんでん様よりコメントをいただいております。

株式会社 きんでん様
このたびは共同検証を行えたことに感謝申し上げます。ビル中央監視システムであるインフォリーノBA※1にSESを用いたサイバーセキュリティ対策を行った際の、想定される事象や効果を確認することが出来ました。2018年9月には経済産業省が『ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン(β版)』を策定するなど、ビルにおいても産業サイバーセキュリティが重視されるようになる中、弊社は総合設備エンジニアリング会社としてこの分野においても安心・安全を追求し、社会に貢献していきます。
※1 インフォリーノBAはきんでん独自の中央監視システム

森ビル株式会社様
実環境に近い中央監視模擬システムでの検証から、セキュリティ対策を検討する上で有益な知見を得ることが出来ました。高度なネットワーク技術が制御システムのセキュリティ対策の一つとして、普及していくことを期待しています。また、アライドテレシスの独自技術AMFは、高度化するネットワーク機器の運用を簡便に行う事が可能となり、同社のSESと組合せる事で運用負荷を意識する事無く、セキュリティレベルを高められるソリューションの一つである事を改めて確認いたしました。
森ビルは、最先端の研究機関や大学、企業と連携し、堅牢で安定したビル設備運用の実現を目指す共同研究や実証実験に参画することで、安全・安心な街づくりを推進して参ります。