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2022年3月31日

医療×ITのさらなる可能性に向けて。
次世代のIoT活用方法や新たなソリューション開発のため、
順天堂大学とアライドテレシスが共同研究講座を開設。

アライドテレシスホールディングス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 大嶋章禎)は、2022年3月1日より、順天堂大学 (東京都文京区、学長 新井一)とともに、医療現場におけるIoTデバイスやヘルスケアデータの新たな活用法を見出し、実用化に向けた次世代の病院IoTモデルの確立を目的として、「次世代病院IoTネットワーク共同研究講座」を開設しました。IoTデバイスの位置検出ソリューションやサイバーセキュリティソリューションの導入により、円滑で効率的、かつ安全な運用管理を実現するための実証実験を行います。

次世代病院 IoTネットワーク共同研究講座

少子化による人手不足に加え、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、連日ニュースや新聞でも報道されている通り、医療現場はこれまでにない程ひっ迫しています。その状況を打破するため、現在医療業界のIT化が厚生労働省からも推奨されています※1

これまでもアライドテレシスでは様々な医療関連機器メーカーと共同検証などを重ね、当社の無線LANリューションとIoT※2の活用で業務の効率化と患者満足度の向上に注力していますが、次世代の病院IoTネットワークをさらに進化させ、医療現場の業務の改善・効率化を図ることで、より医療従事者の患者ケアが充実する環境づくりを目指してまいります。

共同研究の内容

①医療機器の位置検知および稼働状況分析
位置情報検出ソリューションの活用例医療現場において、医療機器がどこで使われているか、使われていないものがどこにあるかという管理が非常に難しいと言われるのが医療機器です。使用される機会が多いことに加え、患者さんへの貸し出しや故障による修理を要する場合など、動きが複雑であることなどが影響しています。

機器の移動距離や現在の位置などは、位置情報ソリューション「AWC-CB(Channel Blanket)」を活用してリアルタイムに可視化することで“医療機器の迷子”を無くします。位置情報ソリューションでは、患者さんや医師の位置を把握したり、ベテラン看護師と新人看護師の動線を比較して教育に利用したりすることも可能です。

また併せて資産管理ソリューションで、臨床工学技士※4が行う医療機器の管理業務の工数と時間を大幅に削減することができます。

②内線電話(スマートフォン)利用時の精度向上
複数の無線LANアクセスポイントを、仮想的な1台のAPとして動作2023年3月でPHSのサービスすべてが終了するという発表があったことを踏まえ、今後は院内の内線がスマートフォンに代わることが見込まれます。

院内で使用する内線がスマートフォンになった場合、無線を使って音声を利用することになります。そこで“移動すると途切れる”という課題を解決するためにも「AWC-CB」の実証実験を行います。「AWC-CB」は複数の無線LANアクセスポイントを仮想的に広い範囲をカバーする一台とすることで、端末の移動による途切れを防ぎます。「AWC-CB」を活用することで、ほかの医療機器への電波干渉を回避しつつ、広い院内を移動しながら使用しても通話が途切れず、さらにそれらを構築する作業も容易になります。

③ヘルスケア、IoTデータの統合と分析
今後、地域医療連携をより一層円滑に推進していくには、患者さんの診療データや医療機器のデータなどを複数の病院や病棟で統合し、共有することが重要となってきます。そこでデータ共有プラットフォームを活用し、複数の病院でのヘルスケア・IoTデータを統合・分析して、新たな技術創出を目指すとともに、地域医療の連携にもつなげます。

④セキュリティソリューション基盤のモデル化
新型コロナウイルスの世界的な流行により医療現場がひっ迫している昨今、隙を突いたサイバー攻撃が国内外で急増しています。サイバーセキュリティ対策は病院のIT化には欠かすことができないものとなっています。そこで当社のセキュリティソリューションの中から「脆弱性診断サービス」と「DECIDE®platform」を共同研究内に導入する予定です。「脆弱性診断サービス」では、社内ネットワークに接続されている機器にセキュリティ面での落とし穴が無いかを低コストで診断可能です。またセキュリティ防災訓練ツールである「DECIDE®platform」を活用することで、日々悪質化するサイバー攻撃に臨機応変に対応し、万が一不測の事態が起こった際にも正しい判断・行動が取れるネットワーク管理者を育てます。

無線LAN環境におけるIoTデバイスのさらなる活用法を見出すとともに、その中でセキュリティ問題が不安点とならないようにセキュリティ対策の基盤をモデル化します。

順天堂大学の協力を得て、より簡単に、よりスムーズに、より便利に、そしてセキュアに医療市場のIT化を進められるよう、実証実験を行ってまいります。

■共同研究講座 概要■

共同研究講座名 次世代病院IoTネットワーク共同研究講座
研究期間 2022年3月1日~2025年2月28日(3年間)
研究場所 順天堂大学大学院医学研究科
順天堂大学医学部附属順天堂医院

※1)「医療分野の情報化の推進について」厚生労働省のホームページを参照ください。
   →https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka
※2)IoT…Internet of Thingsの略でモノのインターネットの意味。パソコンやサーバーなどさまざまな端末がインターネットとつながることを指す。
※3)AT-Vista Manager EX…有線/無線、WAN/LANの一元管理を可能とするネットワーク管理ソリューション。ネットワークを可視化し、直感的な画面操作で簡単にネットワークの管理を実現できる。無線に接続された端末のリアルタイムの状況や位置情報も画面上で確認が可能。
※4)臨床工学技士…医師の指示のもとで生命維持管理装置を操作したり、院内の医療機器の管理を行ったりする医療技術者のこと。

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