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サイバーセキュリティ
【3コース追加】VPN/クラウド/API対応! 自分で学べるインシデント対応訓練が拡充 ~ サイバーリスクへの現場対応力を高め、柔軟に学べるラインアップ ~
アライドテレシス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:サチエ オオシマ)は、教育・研修サービス「Net.Campus」から、自己学習形式のインシデント対応訓練コースとして「VPN装置の脆弱性攻撃編」「クラウド利用時の対処編」「APIサプライチェーン編」の3種を新たに開講し、提供を開始したことをお知らせします。
本コースは、当社独自のクラウド型訓練基盤「NetQuest Platform」を活用し、場所にとらわれない柔軟な環境で実践的なインシデント対応訓練を提供し、組織の対応力強化を支援します。
■便利さの裏にあるリスク
デジタル化やDXの推進により、リモートワークやクラウド活用などが急速に進み、業務の利便性は飛躍的に向上しています。一方で、こうした利便性の拡大に伴い、IT環境は複雑化・高度化し、それに比例して企業の依存度も高まっています。
その結果、サイバー攻撃の手法や攻撃対象は多様化し、従来の標的型攻撃やランサムウェアをはじめ、VPN装置の脆弱性を突く攻撃やクラウド設定の不備を狙った攻撃、さらに企業間やサービス間で増加するAPIを介したシステム連携の脆弱性を突く攻撃など、多様かつ複雑なリスクがビジネス環境全体に広がっています。
こうした現状を踏まえ、「インシデントは発生する」という認識のもとに備え、被害を最小限に抑えるための迅速かつ柔軟な対応力の強化が求められています。
■新コースについて
今回リリースする3コースは、企業を取り巻く多様なサイバーリスクに対応するため、実践的かつ柔軟に学べる内容です。VPN装置の脆弱性攻撃、クラウド利用時の対処、APIサプライチェーンのセキュリティといった、組織が直面する多様化するサイバーリスクに対応しています。
なお、既存の教育・訓練プログラムをベースにした“自己学習型”のコースで、自由度の高い学習形態での提供を可能とします。
コース名 | 期間 | 内容 | 標準価格(税込)/1名 |
---|---|---|---|
【自己学習型】 VPN装置の脆弱性攻撃編 |
約3時間 | テレワーク需要の急増化に対して企業のVPNシステムが攻撃対象になっています。本訓練ではVPN機器の脆弱性を起点に始まる攻撃に対し、情報システムの管理者として、テレワークシステム一時停止の決断、素早い復旧に向けた対応を中心に自己学習形式訓練を実施します。 | 44,000円 |
【自己学習型】 クラウド利用時の対処編 |
約3時間 | クラウド環境では、大規模な情報システム運用が容易になる一方、設定不備を突かれ大きな被害を受けた事例も報告されています。こうした状況をふまえ、クラウド環境固有の注意点に着目したインシデント対応の自己学習形式訓練を実施します。 | 44,000円 |
【自己学習型】 APIサプライチェーン編 |
約3時間 | DXの進行、企業・サービス間の情報システムの連携拡大に伴い、APIサプライチェーンの重要性が高まる一方、脆弱な鎖への攻撃がシステム全体へ波及する危険性も増大しています。本訓練ではシステム連携の肝となるAPIセキュリティに着目し、インシデント対応の自己学習形式を実施します。 | 44,000円 |
※その他のインシデント対応教育・訓練コースはこちらからご確認ください。
■自己学習型コースの特長:受講者が自由に学べる
本コースは、アライドテレシスが独自に開発したクラウド型インシデントレスポンス訓練基盤「NetQuest Platform」を活用しています。ファシリテーターによる進行を必要とせず、PCとインターネット環境さえあれば、時間や場所を問わずに受講可能。多忙な業務の合間でも、自分のペースで無理なく取り組める“自由度の高い”訓練環境を提供します。
・時間や場所に縛られず受講可能
出張先や在宅勤務中でもアクセスでき、業務のスキマ時間を活用してスキルアップが可能です。
・1テーマ約3時間・分割受講も可能
1テーマあたりの学習時間はおおよそ3時間。途中保存・再開ができるため、空き時間を活用しながら段階的に学習できます。
・シナリオベースの実践形式
座学ではなく、インシデント発生時の流れに沿って判断・対応を進めていく実践型の構成です。
自ら考え、選択するプロセスを通じて理解と定着を促します。
・最新の攻撃トレンドを反映
実際のインシデント事例や最新の脅威情報に基づくシナリオを採用。現場に即した実践力を養えます。
■NetQuest Platformについて
「NetQuest Platform」は、アライドテレシスが独自開発したクラウド型インシデントレスポンス訓練基盤です。インターネット環境とブラウザさえあれば場所を問わず受講可能で、事前準備や調整にかかる手間やコストを抑えることができます。
CISOやCSIRTの育成はもちろん、対応が求められる複数の部門に同一シナリオを共有することで、組織全体が同時に訓練を実施できます。さらに、インシデント対応の一連の流れを実践的に体験できるため、国家サイバー統括室(NCO)をはじめ、多くの企業に採用されています。
NetQuest Platformの詳しい情報はこちらからご確認ください。
アライドテレシスは、ITインフラの安全を守るため、変化するサイバーセキュリティの脅威に対応しつつ、企業や組織の対応力向上を支援しています。今後も市場動向を見据えた最適な訓練プログラムを提供し、安心してIT環境を運用できる社会の実現に貢献してまいります。
注) 記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。