ニュース

アライドテレシス株式会社（本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ）は、クラウドベースで有線・無線、LAN・WANを含むネットワーク環境を統合し、運用負荷の低減や管理の自動化を加速する新プラットフォーム「Allied OneConnect」について、当初のパートナー企業様だけでなくエンドユーザー様も視野に、新たな機能を追加することをお知らせします。

近年、DXの進展に伴い、ネットワーク環境は複雑化しています。SaaSやクラウドサービスの利用拡大、IoTを含めた接続デバイスの増加によりトラフィックは増大し、安定した通信環境の確保が不可欠です。また、業務データやIoTデータが重要な資産となり、ネットワークの可視化・最適化・安全な運用は、データ活用の基盤としても欠かせません。

Allied OneConnectは、リアルタイムの可視化、AIを活用したネットワークアシュアランス、そしてシームレスなオーケストレーション機能を、クラウド基盤から単一画面で提供が可能です。
セキュアでスケーラブルなマルチテナント型アーキテクチャを採用しており、企業・組織の情報システム部門といったエンドユーザー様だけでなく、マネージドサービスプロバイダーやパートナー企業様に向けても、ネットワーク全体を直感的に把握できる操作環境を提供します。

また本プラットフォームは、クラウド時代にふさわしい新しいネットワーク管理の形を実現。AIアシスタントは、24時間いつでも相談できる仮想のエキスパートとして、手間を省き、より付加価値の高い業務に集中できる環境を支援します。ネットワークの管理だけではなく、お客様やパートナー企業様が、より簡単かつ柔軟に運用できる“インテリジェンス”を提供します。

■新情報：Allied OneConnect（アライド・ワン・コネクト）の4つの特長

アライドテレシスが提供する 「Allied OneConnect」 は、クラウド上からネットワーク環境の設定や管理をまとめて行える次世代プラットフォームです。プロビジョニングやセットアップ、構成変更、さらには統合や自動化まで、ひとつの画面で操作できるのが特長です。

①可視化 (Visibility)
単一のダッシュボードから、ネットワークの健全性やパフォーマンス、利用状況をリアルタイムで把握できるため、障害の早期検知、迅速な対応、運用効率向上、リソース最適化、セキュリティ強化を支援します。

②運用の自動化と統合管理 (Orchestration)
ゼロタッチプロビジョニングや自動設定、インテリジェントなアップデートが出来るため、運用作業が簡素化されます。また、この仕組みにより、ネットワーク機器やサーバーといったIT機器の迅速な追加に加え、ネットワークのスムーズな拡張が可能となり、効率的な運用を支援します。

③アシュアランスとAI (Assurance & AI)
予測分析とネットワーク自動化により、問題を早期に検知します。ネットワーク性能を最大限に発揮でき、安定した運用と効率的な管理を支援します。AIはこれらの運用を補助し、さらに自動化と最適化を実現します。

④アプリケーション統合 (Application Integration)
Open API、RADIUS、SNMPに対応し、パートナーエコシステムやサードパーティツールとの統合が可能です。補完的なアプリケーションやエンドポイント、IoT、接続デバイス全体の可視性を拡張し、ネットワーク全体の統合管理を支援します。

●「Allied OneConnect」の情報はこちらのWebページからもご確認いただけます。

■エンドユーザーとパートナー双方に寄り添い、業務を効率化

【エンドユーザーのメリット】
・ クラウドによる統合管理で日々の運用を簡素化
・ ゼロタッチ導入と自動化により、迅速なネットワーク展開を実現
・ 自動で最新機能が適用され、運用環境を常に最適化
・ 省力化により、運用効率向上とTCO削減を支援

【パートナーのメリット】
・ 複数顧客環境を一元管理できるマルチテナント構造
・ 顧客オンボーディングやサービス拡張を容易に
・ マネージドサービス提供による新たな収益機会の創出

■シンプルで柔軟なラインセンス体系

「Allied OneConnect」はライセンス形態での提供を実施。分かりやすいサブスクリプション方式になっています。デバイス種別をまたいだ契約の一本化や、コターム（契約更新タイミングの統一）に対応し、調達の複雑さを解消します。ネットワーク規模の拡張にも柔軟に対応でき、コスト管理の負担も軽減します。

■AIアシスタントによる自動化でスマートなネットワーク管理を支援

「Allied OneConnect」の核となるのが、AIを活用したネットワークアシスタントです。設定方法の検索やアップデートの自動化、トラブルシューティングをサポートし、運用作業の負担を軽減します。将来的には、自律的にネットワークを最適化する機能の提供も予定しています。

■高い安全性と拡張性を備えた設計

クラウドネイティブなアーキテクチャにより、グローバル規模で高い可用性と強固なセキュリティを実現します。ユーザーごとに操作権限を設定できるロールベースアクセス制御(RBAC)やテナント分離に対応し、EU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)など各種国際基準にも準拠。安全で信頼性の高いネットワーク管理環境を提供します。

■提供開始時期

現在、先行で一部機能の提供を開始しています。今後、自動化・分析・オーケストレーション機能をさらに強化した商用版を順次展開する予定です。なお、現行のネットワークマネジメント「Vista Manager シリーズ」は引き続き提供・サポートされます。既存のお客様は、自社の環境や運用の方針に合わせて、最適な管理モデルを引き続き選択いただけます。

注）記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。なお、本文に記載のある「Allied OneConnect」は現在、商標登録出願中の名称となります。
注）本文に記載されている機能や仕様は、発表時点の情報です。開発中のものも含まれており、予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。最新情報については、当社ホームページをご確認ください。