アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ)は、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一)が提供するStarlink Businessを活用した衛星通信パッケージ「SatPack」において、当社の屋外用Wi-Fiアクセスポイント「AT-TQ6702e GEN2」が採用されたことを発表します。

■どこでもつながる。業務継続を支える仮設特化の通信基盤
ソフトバンク株式会社は、同社提供の衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」のスタンダードV4アンテナをベースに、半径300m(※1)の広域Wi-Fiエリア化と可搬性を両立した衛星通信サービス「SatPack」の提供を2026年1月中旬から開始します。本サービスには、アンカー・ジャパン株式会社のポータブル電源「Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station」に加え、当社の屋外用Wi-Fiアクセスポイント「AT-TQ6702e GEN2」が採用されています。
「SatPack」により、これまで通信インフラの整備ができなかった山間部や島しょ部、電源の確保が難しい場所でも、快適なWi-Fi接続環境を構築可能です。建設現場や土木工事など、設置条件や運用形態がさまざまな屋外の仮設拠点においても、情報連携を支える通信インフラの構築を可能としています。
ソフトバンク株式会社は、サービス提供に先立ち、事前に東北および九州地方の工事現場で実証実験を実施しています。実証実験の内容およびサービス概要はこちらをご確認ください。

■屋外対応Wi-Fiアクセスポイントで現場をスマート化
このたび「SatPack」に採用された当社の屋外用Wi-Fiアクセスポイント「AT-TQ6702e GEN2」は、防水・防じん性能を備え、過酷な屋外環境でも安定した通信を提供します。スマートフォンやタブレットの利用はもちろん、監視カメラやIoTセンサーなどの業務デバイスを確実に接続することが可能です。
これにより、現場の情報収集や遠隔指示、進捗管理をリアルタイムで行える環境を整えることで、建設・土木・災害対応など、さまざまなシーンでのICT・DXを加速します。
| 製品名 | AT-TQ6702e GEN2 |
|---|---|
| ポート構成 | 100/1000/2.5G/5GBASE-T(PoE-IN、RJ-45コネクター)×1、 オートネゴシエーション、MDI/MDI-X自動認識 |
| 無線LAN準拠規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac (Wave2)/ax |
| ラジオ・ストリーム数 | 2ラジオ(2.4GHz/5GHz) 2.4GHz:4ストリームMIMO、5GHz:8ストリームMIMO |
| 外形寸法(突起部を含まず) | 257(W)×227(D)×90(H) mm |
| 質量 | 4.4kg |
| 動作温度 | -40~65℃ |
| 屋外適合規格 | 保護等級:IEC/EN 60529 (IP66、IP67) 塩水噴霧サイクル試験:IEC60068-2-52 紫外線劣化試験:IEC60068-2-5 日射試験:IEC60068-2-5 |
今後もアライドテレシスは、今回の取り組みで得られた知見を活かし、パートナー企業との協業や製品採用を通じて、現場のデジタル化とDXを支える柔軟なネットワーク環境の提供に努めてまいります。
※1) ソフトバンク株式会社による実測値です。天候や周囲の地形、Wi-Fiアンテナと接続デバイス間の遮蔽物の有無などにより、通信範囲や品質は変動します。
注)記載事項は2025年12月現在の内容です。最新の情報は当社ホームページをご覧ください。
注)記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。
