第40回医療情報学連合大会 様
- 目 的
- 無線LANの導入 ネットワークの安定稼働 運用・管理の効率化 ネットワーク監視の強化 業務効率の向上
- プロダクト・サービス
- 無線LANアクセスポイント AWC スイッチ Vista Managerシリーズ ルーター
- 規 模
- その他
現地参加+Web LIVE配信形式のハイブリッドで開催
第40回医療情報学連合大会(第21回日本医療情報学会学術大会)が2020年11月18日から22日の5日間、静岡県浜松市のアクトシティ浜松で開催された。今回の大会テーマは「医療をはかる~規、測、図、諮、諜、慮~」。医療情報は医療を測るものさしであり、今や測るだけでなくその上流プロセス(規、図)や、下流プロセス(諜、慮)、さらにそれらがループするLearning health System(諮)にも医療情報は対象を広げており、この方向性を示し、それぞれの位置づけを見据える会としたいという意味が込められている。
本学会では特別講演のほかシンポジウムやチュートリアル、ワークショップ、一般口演、大会プログラム、ハイパーデモ、企業展示、共催セミナー(ランチョン/スイーツ)など、多彩なプログラムが11の会場で実施されたほか、新型コロナウィルスの流行に配慮し、大規模イベント用のWebセミナー配信システムを利用したハイブリッド開催となった。Webセミナー配信システムの活用は本学会としては初めての試みである。
アライドテレシスは本学会において、企業展示および共催セミナー(スイーツセミナー)への参加に加え、会場ネットワークの提供を行った。来場者や参加企業/団体が会場においてPCやスマートフォン、タブレットPCから快適にインターネットを利用できるよう無線LAN環境を構築したほか、各展示ブースへの有線LANや、会場でのWeb LIVE配信用のネットワークについても構築および運用サポートを担った。
大規模イベントおよびWeb LIVE配信用のネットワークを構築
本学会の会場は、アクトシティ浜松のホール・コングレスセンター(Aゾーン)、展示イベントホール(Cゾーン)、研修交流センター(Dゾーン)と、大きく3つのゾーンに分かれており、それぞれの会場ごとにネットワーク機器や無線LANアクセスポイント(AP)の設置が必要となる。
サーバー室をAゾーンの会議室内に臨時で設置し、インターネット回線を4回線、ルーター、コア・スイッチをそれぞれ4台設置した。4台中3台はWeb LIVE配信用として(もう1台は来場者や参加企業/団体向けの無線LAN通信用)、ルーター経由でそれぞれインターネットにギガで接続。コア・スイッチはギガビット・インテリジェント・スタッカブルスイッチ「x530Lシリーズ」を、ルーターはアドバンスト・セキュアVPN アクセス・ルーター「AT-AR4050S」を設置している。
各会場には情報コンセント経由でPoE+機能付きのスイッチと無線LAN APを設置。企業展示会場では希望するブースに有線のLANも提供している。スイッチは、レイヤー 2plus ギガビット・インテリジェント・スイッチ「SH230シリーズ」、ギガビット・インテリジェント・スイッチ「x230シリーズ」、ギガビットイーサネット・スマートPoE+スイッチ「GS950シリーズ」、レイヤー 2plus ギガビット・インテリジェント・スイッチ「GS980Mシリーズ」を設置。無線LAN APは、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応機器「AT-TQ5403」である。
本学会においてアライドテレシスが設置した機器の総数は、ネットワーク機器が35台、無線LAN APが46台と、イベント用のネットワークとしてはかなり大規模なものとなっている。
統合監視ツールで有線/無線LANを一元管理、無線LAN環境はAWCが自律調整
ネットワーク機器、無線LAN APとともに、会場ネットワークの監視ツールとして、ユニファイド・ネットワークマネージメント・ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」を導入している。また、今回の無線LAN環境構築では、自律型無線LANソリューションである「AWC(Autonomous Wave Control)」を導入。無線LANコントローラーはAT-Vista Manager EXのプラグインとして動作するためアプライアンスの設置を必要とせず、AT-Vista Manager EX上で有線/無線LANの一元管理が可能な構成となっている。
AT-Vista Manager EXは、無線LAN APを実際の環境に応じて配置させ、表示することで視覚的に管理ができるフロアマップ機能や、無線クライアント表示機能を有しており、会場内のネットワークの状況をリアルタイムに管理可能だ。
AWCは、無線LAN APそのものをインテリジェント化してチャンネルや電波出力を自律的に調整し、無線エリア内の電波干渉を最小化することで、快適に利用できる無線LAN環境を構築するアライドテレシスの独自ソリューションだ。本大会のようなイベント会場においては、来場者によるモバイルルーターなどの持ち込みも多く、事前に会場のサーベイを実施しても、電波干渉による接続不良・遅延が発生するケースがある。そうした際にAWCは大きな威力を発揮し、快適な無線LAN環境を自律的に維持する。
会場の無線LAN、Web LIVE配信ともに大きなトラブルなく運用を完了
第40回医療情報学連合大会は11月22日、無事開催を終了し、ネットワークについても大きな問題は発生しなかったという。
多くの大学・官公立病院、開業医、保険薬局に至る医療関係者やMR、企業関係者が来場もしくはWeb LIVE配信を利用して参加した。
なお、アライドテレシスでは本大会で企業展示にも参加。ブースでは、「無線LANが創る院内ネットワーク」「サイバー攻撃対策ソリューション」「ネットワーク統合管理ソリューション」といったソリューションの紹介パネルを掲示するとともに、AT-Vista Manager EXの管理画面をディスプレイに表示。会場ネットワークのフロアマップ、無線LANの電波状況などをリアルタイムに表示し、来場者の目を引いていた。
アライドテレシスでは今後も、医療情報学連合大会への参加、会場ネットワーク構築・運用の支援とともに、医療分野向けの製品、サービス、サポートのさらなる充実を図り、医療業界全体の支援を積極的に行っていく。
導入ネットワーク構成イメージ図
導入企業基本情報
- イベント名
- 第40回日本医療情報学連合大会(第21回日本医療情報学会学術大会)
- 日程
- 2020年11月18日(水) ~ 11月22日(日)
- 会場
- アクトシティ浜松(静岡県浜松市)