無線LANアクセスポイント 　TQ7000 Series AT-TQ7613 無線LAN

主な特長

• IEEE 802.11be（Wi-Fi 7）対応

  ・大容量・高速通信の実現
  IEEE 802.11be規格に対応し、変調方式として4096QAMを利用可能になったことで、さらなる大容量・高速化が可能になりました。また、新たに6GHz帯の連続した帯域500MHzを使用可能であり、一度に利用できる帯域幅が、160MHz幅から320MHz幅に拡張されたことにより多くのデバイスが接続でき、安定した高いスループットを実現します。
  ・ 低遅延の実現
  従来、複数のクライアントへの同時通信はMU-MIMOにより可能でしたが、Resource Unitに区分された子機との通信と限定されていました。Multi-RU（Multi-Resource Unit）に対応することにより、複数のRUと同時に通信を行うことができるため、より多数のクライアントにデータの送受信を行うことができるようになります。

• MLO（Multi-Link Operation）対応

  従来、2.4GHz、5GHz、6GHzからひとつの周波数帯を選択して通信を行っていましたが、MLO対応により複数の周波数帯を利用して通信できます。また、最適な周波数が自動で選択されるため、より安定かつ高速な通信を実現します。さらに、無線APが周囲の電波環境から自律的に最適な無線環境を構築するAWCと組み合わせることで、これまで以上に快適な無線LANが利用できます。

• Vista Managerファミリーによる集中管理

  Vista Managerファミリーによる集中管理時には、AWC（Autonomous Wave Control）に対応し、管理対象の無線APを周囲の電波状態、チャンネルを考慮し、最適化することで、無線LANの運用コストを低減します。また、設置エリアごとにマップを作成して監視するなどの機能を備えるほか、共通の設定情報をテンプレート化して複数の無線APに適用できるため、導入や運用時の変更にかかる工数を削減できます。

• 多彩なコントローラーに対応

  最大3000台の無線AP管理に対応したネットワークマネージメント・ソフトウェアAT-Vista Manager EXや、ネットワークの統合管理に必要な機能をひとまとめにしたアプライアンスボックスAT-VST-APLシリーズ、スイッチやルーターに内蔵されたLANに特化したネットワーク管理に対応したVista Managerminiに対応。ご利用規模や環境に合わせた最適なネットワーク管理を実現することが可能です。

• AMFアプリケーションプロキシー※1

  AMF SecurityソリューションのAMFアプリケーションプロキシーに対応します。
  無線APに接続を試みた無線クライアントの接続許可や拒否などのアクション、例えばAMF Securityコントローラーが連携しているファイアウォールが検知した被疑情報をもとに、該当する被疑端末の通信の拒否やVLAN変更による隔離といったアクションが行えます。これによりネットワーク内での二次感染などを防ぐことができる、よりセキュアな無線環境を提供します。
  ※1 AMF Securityコントローラー、およびAT-Vista Manager EXの無線LANコントローラーが必要となります。

• WPA3対応

  従来のWPA2よりさらにセキュリティーを向上したWPA3に対応しました。また、WPA2のみ対応の無線クライアントと、WPA3対応の無線クライアントの両方が接続できるよう、WPA2 and WPA3のセキュリティー方式に対応しています※2。
  ※2 本セキュリティー設定はWPAパーソナルとWPAエンタープライズにてご利用いただけます（6GHzは未サポート）。

• イーサネットポートを2ポート搭載

  2ポートともにPDポートになっておりPoE給電による受電が可能です。また、マルチギガビットイーサネット（10Gbpsをサポート）をサポートしており、有線ネットワークへの高速通信を提供できます。

• LANポートのカスケード接続対応

  LANポートを1ポートだけ接続している場合に、もうひとつのポートをPCなど別のデバイス接続用にも利用することが可能です。