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アイビーシー



従来のSystem Answerシリーズでは多くの対象機器やそれに対応した豊富なテンプレートを利用してシステム全体の「状態監視」や「死活監視」および継続したデータの取得による「性能監視」などの機能を提供しておりました。現在のシステムはネットワーク機器だけでなく、クラウドをはじめとした新しい技術も採用されており、常に増加・変化し続けています。現在の企業活動においてITシステムの重要性はますます高まっており、これまでの監視手法では十分と言えなくなりつつあります。 このような状況に対応するため、常にシステム全体を監視し、傾向を把握した上で予兆を検知して、事前に対策をおこなう「情報監視」のソリューションをSystem Answer G3は提供します。
情報監視に求められる要件
データの取得や変動の把握には、多大な工数が発生するだけでなく、豊富なノウハウも求められるため、監視ツールには「監視設定の自動化」と「分析の自動化」を機能として備えていることが求められます。
登録の自動化
監視設定の自動化を実現するためには、監視ノードに監視項目を登録するのではなく、監視項目に監視ノードを登録することが重要です。監視ノードに監視項目を個別に登録するには、どの項目を収集するべきかを判断するための知識が必要となるだけでなく、登録に伴う手間が膨大となります。System Answer G3では、117メーカー、3,615種類の監視項目から、必要な情報を自動で判断して、設定をおこないます。さらに、構成の変更にともなう設定も自動で追従するため、運用コストの削減はもちろんのこと、設定ミスを防止することで、システムの状況を確実に把握することができます。

分析の自動化
すべての監視対象から収集した性能情報は膨大であるため、性能問題の予兆を的確に検知することは非常に困難です。人手でおこなうには、高度な分析スキルと多大な工数が必要となり、性能問題の発生を即時に発見することが難しくなる恐れがあります。System Answer G3では、すべてのデータを長期的および短期的な2つの視点で自動的に分析し、システムの変動をリアルタイムに検知することで、問題発生前に対策をおこなうための情報を出力します。長期的な傾向を的確に把握するための機能として、時間別偏差を使用した揺らぎの算出による「ベースライン」を、短期的なシステムの変動を把握するための機能として、リアルタイムで分析できる「トレンド分析」を提供します。
- 長期的な傾向(パターン学習)=いつも通りか
- 短期的な変化(変動検知)=安定しているか
サイレント障害の検知
(長期的なシステム傾向の把握)
過去の稼働状況を自動学習し、算出した平均値をベースラインとします。そこに、標準偏差を用いた揺らぎを考慮して、稼働傾向を自動表示します。取得データと稼働傾向に大きく乖離があった場合に、「いつもと違う」状態として、リアルタイムで検知をおこないます。

急激なシステム変動の検知
(リアルタイムでのトレンド分析)
独自の検知手法を用いて、監視項目の変動をリアルタイムで分析することにより、短期的な上昇傾向や下降傾向を把握することができます。システムが安定しているかどうかという観点から、急激なシステムの変動を検知します。

表示例
「ベースライン」過去からの傾向を標準偏差で計算して表示を行い、「いつも通り」かどうかを判断できます。

「トレンドライン」過去からの傾向を元に今後のトレンドライン(近似直線)を表示します。

「タイムシフト」同時間帯で過去-現在のグラフをオーバーラップして表示します。

「レイテンシ」応答時間を色分けして表示できます。

パッケージ構成
仮想環境版(VMware)とハードウェアアプライアンス版のラインナップがあります。
