第22回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2018 in 新潟) 様

世界初!ハイブリッドワイヤレスシステム「AWCチャンネルブラン ケット」による会場ネットワーク構築・運用の実証実験を実施

アライドテレシスは2018年6月に朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターで開催された「第22回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2018 in 新潟)」において、世界初のハイブリッドワイヤレスシステム「AWCチャンネルブランケット」による会場ネットワーク構築・運用の実証実験を実施。快適な会場ネットワーク環境を提供し、本学術大会の円滑な進行に貢献した。(2018年8月公開)

イベント 中部
目 的
無線LANの導入 ネットワークの安定稼働 運用・管理の効率化 ネットワーク監視の強化 業務効率の向上
プロダクト・サービス
無線LANアクセスポイント AWC AWC-CB スイッチ Vista Managerシリーズ
規 模
その他

第22回日本医療情報学会春季学術大会「医療情報学の再発見~研究の多様化の中で今なすべきことは?」

 日本医療情報学会(Japan Association for Medical Informatics:JAMI)は「医療情報に関心を持つ全ての研究者及び実務担当者の学術交流の場」として1983年に設立された。日本で唯一の医療情報学を専門とする学術団体として、国際医療情報学連盟(International Medical Informatics Association:IMIA)に加盟し、また1997年には日本医学会に加盟している。「Informatics」は、表現、収集、分類、集積、検索・抽出、応用等に関わる「情報(データ)の科学」を意味し、「Medical Informatics」は、医学医療という文脈での「情報の科学」を表す。
すなわち、医学、医療、医療制度、医療機関による医療提供、診療・ケアの実践、患者共同参画の医療、患者の自己決定など、医学・医療・社会にわたる情報の科学である。日本医療情報学会は、学術研究を推進するとともに、医療社会における実践と直接的に結びついて活動を行っている。年に2回の大きな学術集会、【日本医療情報学会秋季大会(医療情報学連合大会)、日本医療情報学会春季大会(日本医療情報学会シンポジウム)】を開催するほか、複数の研究会を傘下に持ち、活発な学術活動を行っている。
第22回日本医療情報学会春季学術大会(大会長:赤澤宏平新潟大学医歯学総合病院医療情報部教授)は、2018年6月21日(木)から6月23日(土)の3日間にわたり、大会テーマの「医療情報学の再発見~研究の多様化の中で今なすべきことは?」のもと、会場となった朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで開催され、活発な議論と交流が展開された。近年、スマートフォンやタブレットPCなどからのモバイルアクセスの普及により、学会やイベントでは無線LANアクセスのニーズが急増している。
日本医療情報学会春季学術大会においても、大会参加者の利便性を考慮して、メイン会場のほかにもセミナー会場、展示会場など、朱鷺メッセの2階から4階にわたる会場ネットワークをアライドテレシスが担当。会場ネットワークの構築・運用に際し、2018年4月に発表した世界初のハイブリッドワイヤレスシステム「AWC-Channel Blanket(AWCチャンネルブランケット)」の実証実験を実施し、快適な無線LAN環境を提供した。また、有線/無線LANは、SDNネットワーク統合管理ソリューション「AMF(Allied Telesis Management Framework)」により一元化され、安定した効率的な運用管理を実現した。

「AWCチャンネルブランケット」で移動しても途切れない安定した無線LAN環境を構築・運用

 会場無線LANの設計に際しては、持ち込まれる無線LAN端末はスマートフォンやタブレットPCに加えテザリングを使用してのアクセスもあり、これらからの外来波の影響を避け、多台数による接続や混雑時にも安定した接続を可能とすること。また、移動しても途切れない安定した無線LAN環境を構築・運用することが求められた。これらの課題を解決したのが、アライドテレシスが開発した世界初のハイブリッドワイヤレスシステム「AWC-Channel Blanket(AWC-CB)」だ。AWCチャンネルブランケットは、従来別々に使用していたセル方式とチャンネルブランケット方式の2つの無線LAN方式を同時に使用可能で、両方式のメリットを最大限に活かした無線LAN環境を提供する。
セル方式は高速大容量通信を実現し、チャンネルブランケット方式は途切れない継続的な通信を実現する。AWCチャンネルブランケットは、アライドテレシスが産学連携の共同研究の成果に基づき開発した、無線LANアクセスポイント(AP)の構成と利用状態から無線電力とチャンネルを自律的に最適化する「AWC(Autonomous Wave Control)」の制御技術を発展させて開発された先進のテクノロジーだ。AWCは無線LANコントローラー「AT-Vista Manager EX」に搭載され、無線の利用状態を収集して各端末が隣接のAPへ接続できるように電波出力とチャンネルを分析してAPへ適用する。
この動作を継続的に運用することで、利用環境に最適な無線LAN環境を実現する。会場ネットワークの構築にあたっては、「AT-Vista Manager EX」をはじめ、「AT-TQ5403」「AT-TQ4600」などのAPが約30台、PoEスイッチとしてギガビット・インテリジェント・スタッカブルスイッチ「AT-x230-10GP」などのアライドテレシス製品を設置。また、これらの有線・無線機器をAMFにより統合管理した。無線LAN環境の構築にあたっては会期前にサイトサーベイを実施し、電波状況の確認をした結果、外来波による電波干渉はほとんど無く理想的な電波環境であった。
しかし大会の会期中は来場者が持込んだモバイルルーター等の外来波による電波干渉を多数観測。常に変わりやすい電波状況であるため、AWCによる測定・収集・分析・最適値の適用を定期的に実施し、無線LAN環境の最適化を行った。その結果、会場における安定した無線LANアクセスの提供はもとより、展示会場のホワイエなどでも外来波の干渉を受けても安定した無線LAN環境を構築した。アライドテレシスは今後も、最新の無線LANテクノロジーと豊富な無線LANの構築ノウハウを活かして、大規模会場の無線LAN環境の構築・運用を提供していく。

導入ネットワーク構成イメージ図

導入企業基本情報

イベント名
第22回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2018 in 新潟)
日程
2018年6月21日(木)~ 6月23日(土)
会場
朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター
主催
日本医療情報学会 代表理事・学会長:大江和彦 (東京大学大学院医学系研究科 教授)
URL
http://www.jami-symp.info/

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