自由度の高い給電能力で、
高性能IoT機器の電源ケーブルレス導入を支援

柔軟なネットワーク構成を支援する
PoE++/PoEパススルー対応のAT-x320シリーズ

無線LANアクセスポイントやネットワークカメラ、IP電話機などに給電を行なえるPoEは、電源を用意できない現場や美観を重視するようなオフィスなどで幅広く利用されています。一方、PoEデバイスの性能向上に伴い、必要とされる給電容量は年々増加しています。
アライドテレシスは業界に先駆け、90WのPoE++給電およびPoEパススルー対応のx320シリーズをリリース、給電容量が大きく柔軟性も高い、新しいPoE給電を実現していきます。

特徴

AT-x320シリーズはファンレスデザインの筐体で-10から55℃までの広い環境温度に対応した、大容量のPoE++給電またはPoEパススルー機能を搭載したレイヤー3ギガビット・インテリジェント・PoEスイッチです。

  • 大容量給電のPoE++に対応

    Wi-Fi 6対応無線LANアクセスポイントや高精細IPカメラ、LED照明、各種センサーなどの普及に伴い、IoTデバイスの消費電力が急激に増加。これまで一般的だった30Wの電力供給を可能とするPoE+対応スイッチでは給電容量が不足してしまいます。
    当社は、PoE++(IEEE 802.3bt)に準拠したポートあたり最大90W、筐体あたり最大720Wの大容量給電が可能なPoE++対応スイッチを提供し、通信と給電をLANケーブル1本で実現可能とします。

    対応機種AT-x320-10GH
  • 電源工事の難しい個所への導入・給電が可能

    電源工事が難しい場所でネットワークの延伸と新規でIoTデバイスを導入したい場合にも、電力の受電と給電の両機能を搭載したPoEパススルー機能対応スイッチがあれば簡単に増設可能です。
    加えて、ディストリビューション・スイッチをUPS(無停電電源装置)に接続し、配下のエッジ・スイッチをPoEパススルーで接続しておけば、停電時の対策だけでなくUPSの設置台数も削減可能です。

    対応機種AT-x320-11GPT
  • 産業用ネットワークに対応したラインナップも

    DC電源への対応や保護等級IP30、幅広い温度環境、DINレールマウント対応など産業用ネットワークに向けたラインナップも提供しています。

  • ネットワークカメラとの接続検証済み

    AT-x320-10GHとJVCケンウッド・公共産業システムのネットワークカメラとの接続性を検証しました。

ご利用環境イメージ

スマートビルディングの実現を支援

PoE++に対応し大容量給電が可能なAT-x320-10GHであれば、Wi-Fi 6対応無線LANアクセスポイントや高精細IPカメラ、LED照明や各種センサーなど、IoTデバイスへの通信と給電をLANケーブル1本で可能とします。
ファンレス設計、環境温度(-10から55℃)、19インチラックへの対応に加え、DINレールにもマウント可能なため、屋根裏や床下など従来ネットワーク機器の設置が難しかった場所にも容易に導入でき、スマートビルディングの実現を支援します。

ホールや講堂でのWi-Fi整備や
監視ネットワークの構築を簡単に

規模が大きめのホールや講堂/体育館などで、無線LANのサービス提供や観覧席の場内監視を行いたい場合、PoEパススルー機能を搭載したスイッチの活用が最適です。
例えば、観覧席で電源の確保が難しい場合、AT-x320-10GHを放送室に、観覧席にAT-x320-11GPTを設置すればPoEスイッチから電力が確保でき、加えてPoEパススルーにより観覧席のAT-x320-11GPTからIPカメラや無線APなどのPoEデバイスに給電可能です。

止めたくない・常時稼働が必要なシステム用のネットワークにも最適

例えばオフィスシーンで、常時稼働していなければならない監視カメラなどのシステムがある場合、AT-x320-10GHとAT-x320-11GPTを組み合わせて利用することで停電時であってもデバイスに給電することができます。上位にAT-x320-10GHを設置しUPS(無停電電源装置)に接続、下位でAT-x320-11GPTをPoEパススルーによって稼働させることで実現可能です。
ネットワークを止めたくない、と全ての機器にUPSを設置するのではなくAT-x320-10GHにさえUPSを接続しておけば、UPSの台数削減とシンプルな管理でコスト削減にもつながります。

映像ライブラリ

  • x320 Series PoE++/パススルー対応スイッチ 
    製品機能のご紹介映像

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