サイバー攻撃の被害を受ける企業・団体が後を絶ちません。中でも「ランサムウェア」による被害事例が多く出ており、バックアップデータも標的とされるケースが多発しています。
そこで、これまで以上にバックアップデータのセキュリティ対策が求められるほか、より安心・安全な運用管理を考慮したバックアップ方法が重要になってきています。
ランサムウェアとは、感染したコンピューターに特定の制限をかけて、制限解除と引き換えに身代金を要求する不正なプログラムです。
感染するとコンピューターのロックやファイルの暗号化が行われ、復号しない限りはファイルにアクセスできなくなるなど、企業にとって重大な被害が発生します。
また、昨今感染が再拡大しているマルウェア「Emotet」との親和性が非常に高く、Emotetに感染した後にランサムウェアに感染するケースも多いため、セキュリティ対策の重要度は高まっています。
2021年4月30日、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が「ランサムウェアによるサイバー攻撃に関する注意喚起」を発表し、4つの対応策を挙げています。
1
ランサムウェアの感染を防止するための対応策
2
データの暗号化による被害を
軽減するための対応策
3
不正アクセスを迅速に検知するための対応策
4
迅速にインシデント対応を行うための対応策
ここに注目!
ウイルスはIT環境の進化とともに日々多様化してきているため、感染を完全に防止するのは難しい時代になってきています。
ランサムウェアの被害に遭ってしまうことを前提にして、被害を最小限に留めるためにも、復元可能なバックアップ対策をしておく事が重要です。
推奨されているバックアップルールとして、古くから「3-2-1ルール」が提唱されていますが、身代金要求などの凶悪な手口が広まる今、バックアップ環境の見直しが重要なタイミングとなっています。
「3-2-1ルール」の1つとして別の場所への保存を推奨されていますが、運用・導入・コスト面での懸念が多く、あまり現実的ではありませんでした。
きちんとバックアップを保管していても、PCや業務サーバーから直接アクセス可能な同一ネットワーク内では、万全な対策とは言えません。
ネットワークに侵入されてしまうと、全ての保管先がオンラインでつながっているため、バックアップ先まで感染し、暗号化されてしまうリスクが残ってしまいます。
従来のバックアップルール
「 3-2-1ルール 」
保護したいデータを
3つ に分ける
バックアップデータを
異なる 2つ のデバイスに
保存する
バックアップデータのうち
1つ は別の場所で保存する
「3-2-1ルール」の懸念点
■テープ保管
■データセンターやクラウドへの遠隔保管
「3-2-1ルール」に加え、ネットワークにつながらない状態でのオフラインバックアップを取ることで、上記の懸念点を払しょくできるだけでなく、更なるリスク低減につながります!
お客様環境に合わせたネットワーク構成や価格などの詳細は、
下記よりお問い合わせいただくか、担当営業までご連絡ください。
本ソリューションは、アライドテレシスのネットワークソリューションと、Arcserve社 / Veeam Software社のデータ保護ソリューションとのコラボレーションで実現しています。
使い慣れたバックアップソフトと連携ができ、より強固なバックアップ環境を構築できます。
お客様環境に合わせたネットワーク構成や価格などの詳細は、
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ランサムウェアによるデータ暗号化の予防策として、バックアップソフトウェアとネットワークスイッチが連携するアライドテレシス独自のオフラインバックアップソリューションを動画でご紹介します。
<動画内容(約20分/無料)>
サーバー環境の更改とあわせてご検討ください。