Wi-Fi 6E:6GHz帯への拡張で広がる
無線LANの利便性

独自ソリューションとの連携で快適度を向上

幅広い周波数帯域の活用でWi-Fi 6環境構築に!
無線LAN環境の使用シーンがより便利に

2022年9月、総務省により6GHz帯の無線LAN利用が承認され、日本では新たな帯域(5925MHz~6425MHz)がライセンス不要で利用可能になりました。
この6GHz帯の解放で、より多くのチャンネルが利用可能になり、2.4GHz帯や5GHz帯の混雑回避、広帯域での高速通信、航空/気象レーダーによるDFS(Dynamic Frequency Selection)の影響を受けない無線LAN環境の実現が可能です。
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax規格)を6GHz帯まで拡張したWi-Fi 6Eは、これまで以上に無線LANの利便性を高め、幅広い利用シーンでの活用が期待されます。アライドテレシスではWi-Fi 6Eと独自ソリューションを組み合わせ、より柔軟で快適な無線LAN環境を提供します。

アライドテレシスの提供するWi-Fi 6E対応製品の特長

  • 自律的に快適な無線LAN環境を構築

    6GHz帯が追加されることにより、無線のチャンネル数が大幅に増えます。このため、ゲーム理論を用いて、アクセスポイントが周囲の電波環境から自律的に最適な無線環境を構築するAWCと組み合わせることで、これまで以上に快適に無線LANを利用できるようになります。

  • 快適なローミングレス環境の実現

    Wi-Fi 6Eで通信容量が増大することで、スマートフォンなどの移動端末の接続に最適なAWC-CBがさらに快適になります。AWC-CB※は複数のアクセスポイントが同一のチャンネルを利用することでローミングレス環境を実現します。広範囲をカバーし接続端末数が増えたとしても、通信速度が低下することなくWi-Fi 6Eの高速通信でボトルネックを解消し、快適な通信を提供できます。

    ※ AWC-CBは対応予定機能です。

  • 配線不要で快適通信を

    Wi-Fi 6Eでチャンネル数が増えることにより、ケーブルレスで無線LANエリアを拡張するAWC-SC※の活用範囲が広がります。6GHz帯をアクセスポイント同士が接続するバックホール、2.4GHz/5GHz帯を端末の接続用と分けて使用することで、6GHz帯に対応していない端末も接続できる、高速で安定した無線LAN環境を簡単に提供することができます。

    ※ AWC-SCは対応予定機能です。

ご利用環境イメージ

教育現場での一人一台端末の活用に!

授業など多数の端末が同時に接続する場面が多い教育現場では、教材のダウンロードなど通信量の増大による帯域のひっ迫や、教室同士で電波干渉しやすくチャンネル数の少ない2.4GHz/5GHz帯の混雑、地域によっては気象レーダーの影響を受けたDFSによる電波の停波などが課題となります。
Wi-Fi 6Eでは、混雑や電波干渉が少なく、DFSによる電波の停波が無い6GHz帯を利用することができます。チャンネルボンディングで空いているチャンネルを束ねることで帯域を拡張し、大勢が同時に接続しても安心な高速・大容量通信も可能です。さらに、アライドテレシスの無線LANアクセスポイントなら、自律的に電波出力・チャンネルを調整するAWCにより、隣り合う教室の電波干渉も自動的に回避することができます。

安定した病院内無線LAN構築・安全な
患者用Wi-Fiの提供に!

病院には多様なワイヤレス端末が集まるため、患者が持ち込むテザリング端末などの電波干渉や、移動の多い医師・看護師の持つ端末の電波が途切れてしまうなどの問題も多く発生します。さらに、高額な医療機器は頻繁な買い替えが難しく2.4GHz帯までしか対応していないこともあります。加えて、需要の高い患者用のフリーWi-Fiを整備する場合、セキュリティも確保しなければなりません。
アライドテレシスのWi-Fi 6E対応無線LANアクセスポイントなら、6GHz帯を利用した電波干渉の回避と、AWC-CB※による移動端末に適したローミングレス環境の提供を両立できます。
3ラジオ対応なため、6Ghz帯の利用以外にも、2.4GHz帯を医療機器向け、5GHz帯をレセプションやフリーWi-Fiに提供するなど、ラジオごとにセキュリティ設定を分け、安全に患者用Wi-Fiを提供することが可能です。

※AWC-CBは対応予定機能です。

移動端末が多く、屋外での利用も求められる工場無線LANに!

工場の無線LAN環境は、AGVや倉庫で使われるハンディターミナル、ベルトコンベアなど移動する端末の接続が多いことが特徴です。また、機材の搬入などで電波が届きにくいエリアを補うために、アクセスポイントを高密度で設置することも発生します。加えて、広い敷地内に複数の建屋を持つ場合、建屋間のLAN配線を避けたいといった要件も求められます。
アライドテレシスのWi-Fi 6E対応無線LANアクセスポイントは、6GHz帯と5GHz帯のどちらでも状況に合わせてAWC-CB※を利用でき、移動しても途切れにくいローミングレス環境を実現します。加えて、AWC-CBではアクセスポイント同士の無線干渉が発生しないため、アクセスポイントを高密度に配置することも可能です。指向性パッチアンテナを利用すれば遠距離でのWDS(アクセスポイント間通信)も可能なため、配線ができない場所でもLANの構築が可能になります。

※ AWC-CBは対応予定機能です。

自治体のレイアウト変更が多い環境や災害に備えたWi-Fi整備に!

自治体では職員の異動が多く、庁内のレイアウト変更も頻繁なため、それに伴う配線の変更やチャンネル設計の見直しが大きな手間となってしまいます。さらに、災害時に住民へ開放するフリーWi-Fiの整備も必要です。アライドテレシスの無線LANアクセスポイントなら、AWC-SC※により配線作業なしで簡単に無線LAN環境を構築することができます。アクセスポイント同士を接続するバックホールとして6GHz帯を使用し、端末の接続は5GHz帯で行うことで安定した通信を実現します。
災害時にフリーWi-Fiを屋外で提供する場合も、パッチアンテナを使用すればより遠くまで電波を届けることが可能です。

※ AWC-SCは対応予定機能です。

映像ライブラリ

  • AT-TQ7403ティザームービー

  • AT-TQ7403ビデオデータシート

製品・ソリューションラインナップ

AT-TQ7403

  • 2.4GHz帯と5GHz帯、6GHz帯の同時使用が可能な3ラジオの活用と各種無線LAN
  • アンテナに2×2ストリームを採用し、最大2.4Gbpsの大容量・高速通信が可能
  • 別売のパッチアンテナやアンテナ延長ケーブルを接続することで、接続距離を延長可能

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