AWC – ストレスのない安定した無線LAN
電波状況を最適に保つ自律型無線LANソリューション
無線LANの「遅い」「途切れる」「つながらない」を解決
無線LANが「遅い」「途切れる」「つながらない」の原因の多くは電波干渉です。そこでアライドテレシスでは、アクセスポイントそのものをインテリジェント化し、チャンネルや電波出力を自律的に調整して無線エリア内の電波干渉を最小化するAWC(Autonomous Wave Control)を開発。電波干渉を解消することで、ストレスのない安定した通信を可能にしました。必要なエリアでの無線LANの電波調整だけでなく各種認証や暗号化を採用しているため不正アクセスを防ぎセキュリティ面も安心です。
アライドテレシスの無線LANの基盤技術 ── AWC
無線LANを導入する際に、設置場所の事前調査(サイトサーベイ)を実施していても運用開始後に環境が変わり、電波干渉が新たに発生して通信が不安定になってしまうケースも少なくありません。
そこでAWCでは、無線エリア内で収集した電波状況をもとにチャンネルや電波出力を自動的に調整、アクセスポイント間の電波干渉を最小化することで、安定した通信を実現します。
一元管理
アクセスポイントごとに電波出力・チャンネルの自動調整を行うだけでなく、アクセスポイントへの設定適用や、ファームウェアバージョンアップなどを一元管理できます。
可視化
電波状態などの統計や履歴を蓄積して利用状況の推移を可視化するだけでなく、アクセスポイントへの接続端末の情報や、管理外アクセスポイントの影響度(送信出力)も表示できます。
自律的な電波調整で最適化
エリア内の電波状況を常に収集し、そのデータをもとに無線LANコントローラーが、各アクセスポイントに最適なチャンネル・電波出力を自動的に算出します。
収集した電波状況をもとに、最適な環境を自動的に構築
AWCでは、無線エリア内の各アクセスポイントが自律的に周りの電波状況を収集。そのデータを無線LANコントローラー側で分析し、それぞれのアクセスポイントに最適なチャンネル・電波出力を適用します。その結果、電波干渉が最小化された無線LAN環境が自動的に構築されます。
京都大学 大学院 産学連携研究
AWCは、エリア内に設置されたアクセスポイントの最適化を図るために、ゲーム理論を用いた自律制御技術を採用しています。
ゲーム理論とは、複数の要素を考慮して最適化するアルゴリズムのことであり、アライドテレシスでは、この理論に基づいた共同研究を京都大学大学院 情報学研究科 守倉研究室の山本 高至 准教授と行い、無線LANに適用しました。
「複数のアクセスポイントがそれぞれ最適化を求めてチャンネルを変えると変更がループし、収束できなくなってしまいます。この問題を解決するために、ゲーム理論に着目したのです。従来、人が測定器を持って歩いてサイトサーベイを行い、アクセスポイントの電波出力とチャンネルを決定していましたが、この理論を用いることで、アクセスポイントが自動的に電波状況を収集して、最適な設定で通信を行うことが可能になりました」。(山本准教授)
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