対象製品：AlliedWare Plus 製品
SBx シリーズ, x シリーズ, SH シリーズ, SE シリーズ, Secure HUB シリーズ, AT-AR シリーズ,
AT-ARX シリーズ, AMF Cloud

申告内容例

• 事象発生日時
• 事象内容詳細
  　ex. 通信不可の場合…通信可能範囲：x.x.x.x/x、通信不可範囲：x.x.x.x/x、x.x.x.x/x
  　　（通信の可能範囲・不可範囲について、IP アドレス単位でお知らせください）
• 事象継続状況（復旧済みの場合、復旧方法など）
• 実施済みの切り分け内容（再起動やケーブル交換など）
• 直近の作業有無（ネットワーク機器以外も含む）

tech-supportファイルの取得をお願いいたします。
なお、AT-ARX シリーズは tech-support 以外のコマンドも必要となりますので、
本ページ下部をご確認ください。

以下より tech-support ファイルの取得方法について説明いたします。

ファイルの生成方法

1. 対象機器に CLI でログインします。
2. 『enable』コマンドで「特権 EXEC モード」に移行します。
3. 『show tech-support』コマンドを実行します。
   コマンド実行後、flash 配下に「tech-support.txt.gz」※1 というファイルが生成されます。※2
4. 『dir』コマンドで、「tech-suport.txt.gz」というログファイルが
   作成されていることを確認します。※3
   
   ＜実行例＞

   awplus>enable
   
   awplus#
   
   
   awplus#show tech-support
   
   Writing output to tech-support.txt.gz: ...done.
   
   
   awplus#dir
   
   
   1049028 -rw- Jun 16 2008 10:56:51  tech-support.txt.gz
   

ファイルの取得方法

　生成された tech-support ファイルを『copy』コマンドにて転送します。
　以下のいずれかの方法で行ってください。

　[A]USB メモリーによる取得 ※4 ※5

　　取得後、USB メモリー取り外しの際に『unmount』コマンドを実行してください。 　　

　[B]SDカードによる取得 ※4 ※5

　　取得後、SD カード取り外しの際に『unmount』コマンドを実行してください。 　　

　[C]TFTP による取得 ※6

　（ADDRESS = サーバーIPアドレス） 　　

　[D]SCP による取得 ※6

　（USERNAME = ユーザー名、ADDRESS = サーバーIPアドレス） 　　

　[E]コンソールポート経由（ZMODEM）による取得 ※7

　　通信ソフトウェア側で ZMODEM によるファイル受信の操作を行ってください。 　　

tech-support ファイルの取得については以上です。
AT-ARX シリーズの場合、以下も実施してください。


調査用ログの生成

1. ターミナルソフトにて、ファイル保存先の設定を行ってください。※8
   
   ＜Tera Trem の場合＞
   （1）teraterm [ファイル]→[ログ]を選択します。
   （2）「TeraTerm: ログ」というウィンドウが開くので、出力先の
   　 　ファイルの名前と保存する場所を選択して「保存」を押します。


2. 『terminal length』コマンドにて出力結果の表示行数を無制限にします。※9
   

   awplus #terminal length 0



3. 「特権 EXEC モード」にて、『show clock』『show platform port counters』コマンドを
   それぞれ順に2回ずつ実行してください。
   

   awplus #show clock
   
   awplus #show platform port counters
   
   awplus #show clock
   
   awplus #show platform port counters
   
   
   ※コマンド出力結果例は膨大になるため省いております。
   



4. ログの出力結果が、手順1 で指定したファイルに保存されていることを確認します。

操作は以上です。
上記手順において調査用ログが取得できない場合、弊社窓口へご相談ください。

注釈※
※1「tech-support.txt.gz」はログファイルを圧縮したファイルです。
※2 以前に上記コマンドを実行し、作成されたファイルを flash から削除されていない場合、
　　拡張子の前に「-20120121013218」のような日付を表す文字列が挿入されたファイル名で
　　作成されます。送付いただく際のファイル名にご注意ください。
※3 ファイルの作成･保存された日時が表示されますので、(3)にて作成したファイルであるか
　　ご確認ください。
※4 外部メディア（USB メモリー、SD カード）による取得を行う場合、外部メディアを
　　筐体に接続した後にコマンドを実行してください。なお、一部製品では対応していない
　　場合がありますのでご注意ください。詳細は各製品の仕様書をご確認ください。
※5 ファームウェアバージョン 5.4.7-1.1 未満をご使用の場合、『unmount』コマンドは
　　実装されていませんので、転送後は外部メディアをそのまま取り外してください。
※6 TFTP もしくは SCP による取得を行う場合、ファイル保存先の端末にあらかじめ
　　サーバー（TFTP サーバーもしくは SSH サーバー）をご用意ください。
※7 ファイルサイズが大きい場合、転送には多少の時間がかかります。
※8 ログ出力結果は複数行に及びますので、本手順を行うことを推奨いたします。
※9 本設定は今回のセッションのみ有効となりますので、ログ取得後に設定を元に
　　戻す必要はございません。