専用スクリプトファイルを実行し、ファイルの取得をお願いいたします。
以下より専用スクリプトファイルでの取得方法について説明いたします。
事前準備
- こちらから調査用ログ取得用のスクリプトファイルをダウンロードして下さい。
- 本スクリプトファイル実行時、コンソール接続の場合は時間を要するため、
Telnet での接続を推奨します。
- ターミナルソフトにて、ファイル保存先の設定を行って下さい。※1
<Tera Term の場合>
- teraterm [ファイル]→[ログ]を選択します。
- 「TeraTerm: ログ」というウィンドウが開くので、出力先のファイルの名前と保存する
場所を選択して「保存」を押します。
調査用ログの生成
- 対象機器にログインします。
- 『enable』コマンドで「特権 EXEC モード」に移行します。
- 『copy』コマンドにてスクリプトファイル「AR234_log.scp」を対象機器に転送します。 ※2
以下のいずれかの方法で行って下さい。
[A]USB による転送
※3
awplus#copy usb:/AR234_log.scp flash:/AR234_log.scp
[B]SD カードによる転送
※3
awplus#copy card:/AR234_log.scp flash:/AR234_log.scp
[C]TFTP サーバー経由による転送
※4
(
ADDRESS = サーバーIPアドレス)
awplus#copy tftp://ADDRESS/AR234_log.scp flash:/AR234_log.scp
[D]SCP サーバー経由による転送
※4
(
USERNAME = ユーザー名、
ADDRESS = サーバーIPアドレス)
awplus#copy scp://USERNAME@ADDRESS/AR234_log.scp flash:/AR234_log.scp
[E]コンソール経由(ZMODEM)による転送
※5
通信ソフトウェア側で ZMODEM によるファイル受信の操作を行って下さい。
- 『dir』コマンドにて AR234_log.scp のファイルが保存されていることを確認して下さい。
awplus#dir
1049028 -rw- Jun 16 2008 10:56:51 AR234_log.scp
- 『terminal length』コマンドにて出力結果の表示行数を無制限にします。※6
awplus# terminal length 0
- 『activate』コマンドにてスクリプトファイルを実行します。※7
awplus# activate AR234_log.scp
- 「echo script end.」というメッセージが出力されたら作業は完了です。
事前準備で指定したファイルにログ出力結果が保存されていることを確認して下さい。
操作は以上です。
上記手順において調査用ログが取得できない場合、弊社窓口へご相談ください。
注釈
※
※1 ログ出力結果は数万行に及びますので、本手順を行うことを推奨いたします。
※2 スクリプトファイルの中身のみ CLI 上にコピー&ペーストすると失敗しますのでお控え下さい。
※3 外部メディア(USB メモリー、SD カード)による転送を行う場合、外部メディア接続後に
コマンドを実行してください。なお、一部製品では対応していない場合がありますので
ご注意ください。詳細は各製品の仕様書をご確認ください。
※4 TFTP もしくは SCP による転送を行う場合、ファイル保存先の端末にあらかじめ
サーバー(TFTP サーバーもしくは SSH サーバー)をご用意ください。
※5 ファイルサイズが大きい場合、転送には多少の時間がかかります。
※6 本設定は今回のセッションのみ有効となりますので、ログ取得後に設定を元に
戻す必要はございません。
※7 上記コマンドを実行すると、ログ取得コマンドが実行されます。
結果の出力は約10分程度続きます。出力している間、画面の操作は行わないようご注意ください。
なお、ご利用のバージョンや機器構成によって、一部コマンドが弾かれる場合がございますが、
問題ございません。