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tunnel df clear コマンドは、ファームウェアバージョン 5.4.9-0.1 でサポートしたコマンドで、
初期設定ではフラグメント化は許可されておりません。(※) 拠点間の通信経路において、WAN 側インターフェースの MTU が小さいなどの理由により、拠点 間を通信するパケットが、MTU 値より大きくなる場合には、パケットの IPフラグメントが必要と なります。 LAN 配下から送信されたパケット長が MTU 値より大きい場合には、IPフラグメントが必要となり ますが、初期状態では許可されていないため、このままの設定では、パケットは破棄されます。 このように WAN 側インターフェースの MTU 値より大きいパケットの IPフラグメントを許可する ことで通信を可能とする場合には、tunnel df clear コマンドを設定します。 ※各バージョン毎のフラグメント処理に関する振る舞いの違いを以下に記載しております。 ・ファームウェア 5.4.8-1.1 未満 本来は L2TPv3 パケットのフラグメントを許可しない仕様でしたが、不具合により フラグメント可能となっておりました。 フラグメント可否を設定するための「tunnel df〜」コマンドは未実装です。 ・ファームウェア 5.4.8-1.1 以上 5.4.9-0.1 未満 仕様通りの動作となるよう、L2TPv3 パケットのフラグメントを許可しないよう修正しました。 フラグメント可否を設定するための「tunnel df〜」コマンドは未実装です。 ・ファームウェア 5.4.9-0.1 以上 初期状態では L2TPv3 パケットのフラグメントを許可しません。「tunnel df〜」コマンドが 実装され、フラグメント可否を変更可能となりました。 製品: 対象ルーター製品全般
※ 製品名、機能仕様は掲載時点の情報であり、最新の状態でない場合があります。
更新日:2023/01/11
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