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IEEE802.1x 認証では、サプリカントから送信された EAP パケットを受信することで、1台目の
Radius サーバーへ認証を要求します。 2台目の Radius サーバーへの認証は、1台目の Radius サーバーへの再送処理が終了した後に 開始します。 Radius サーバーの再送処理に関連する時間の初期値は、以下となります。 ・radius-server timeout Radius サーバーからの応答待ち時間を設定します。(初期値5秒) ・radius-server retransmit Radius サーバーへの要求再送回数を指定します。(初期値3回) ※上記パラメーターの詳細については、各機器のコマンドリファレンスよりご確認ください。 (再送処理時間の計算) radius-server timeout 設定値 ×(radius-server retransmit 設定値 + 1) 上記パラメーターの初期値から再送処理時間は、以下のように算出できます。 5 秒 ×(3 回 + 1)で、20秒となります。 したがいまして、初期状態では、2台目の Radiusサーバーへの問合せは、1台目の Radius サーバーへの問合せから再送処理が終了する 20 秒後に開始されます。 2台目の Radius サーバーで認証が行われない状況については、この 20 秒が満了する前に、 サプリカントから EAP パケットが再送されたことで、再び 1台目の Radius サーバーへ 問合せが行われたために発生した可能性がありますので、ご使用のサプリカントの振る舞いを 確認の上、再送処理に関するパラメーターを調整してください。 (補足事項) 複数の Radius サーバーを登録する場合、radius-server deadtime コマンドで、1分以上の適切な 値に設定することを推奨します。 本コマンドは、無応答の Radius サーバーへの要求送信抑制期間を設定するコマンドとなりますが、 初期値は、0分(抑制しない)となり、無応答となった Radius サーバーに毎回要求を送信する 振る舞いとなります。 そのため、Radius サーバーの登録において、先頭に登録されている Radius サーバー が無応答と なった場合、初期状態では、毎回このサーバーの応答がタイムアウトするまで待つこととなり、 結果として認証時間が長くなります。 製品: 対象製品全般
※ 製品名、機能仕様は掲載時点の情報であり、最新の状態でない場合があります。
更新日:2023/02/06
2302-00360231 |
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