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DHCP サーバーでは、払い出し済み IPアドレスのリース情報を内蔵メモリにバックアップする
処理(※)を定期的に実施しております。 ※ IPアドレスのリース情報のバックアップ処理は、当該機器の再起動が実施されても再起動前の リース情報を内蔵メモリにバックアップしておくことで、リースしているアドレスとリース されていないアドレスを区別することができ、IPアドレスの衝突を事前に防ぐことを目的と しています。 このバックアップ処理の実行と、DHCP クライアントからの IP アドレスの払い出し要求が一時的 に集中しますと、バックアップ処理に時間が費やされてしまい、IPアドレスを割り当てるための DHCP 処理が滞留し、適切に IPアドレスを払い出すことができなかった可能性があります。 この状態を改善する方法としては、DHCP の IPアドレスリース情報のバックアップ処理を実施 しない方法がありますので、その方法を以下に示します。 ・short-lease-threshold コマンド 払い出す IPアドレスのリース時間が本コマンドの設定値より短い場合は、IPアドレスの リース情報をバックアップしません。 (例)DHCPプールで設定しているリース時間が2時間の場合、バックアップ処理を実施しない ようにするのは、バックアップのしきい値を2時間1分に設定します。 awplus(dhcp-config)# short-lease-threshold 2 1 注)short-lease-threshold コマンドは、サポートするファームウェアバージョンが製品により 若干異なるものもありますが、ファームウェアバージョン 5.4.7-2.12 以降よりサポート されたコマンドとなります。 使用する場合には、製品のファームウェアバージョンのコマンドリファレンス、あるいは、 リリースノートをご確認ください。 なお、バックアップ処理を実施しない場合、当該機器が再起動した場合、リース情報がバックアップ されていないため、払い出し IPアドレス範囲で設定された全 IPアドレスが払い出しの対象となり ますが、DHCP クライアントからのアドレス要求に対しては、払い出し可能なIPアドレスかどうかを 調査した上で払い出されますので、IPアドレスが重複することはございません。 しかし、バックアップ処理を行っている状態と比べ、払い出すまでに調査する時間を要しますので、 ご注意ください。 製品: 対象製品全般
※ 製品名、機能仕様は掲載時点の情報であり、最新の状態でない場合があります。
更新日:2023/04/10
2304-00362720 |
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