MDX – 空間・時間を視覚化し
立体的な管理を可能に

“Wi-Fi 6 × 独自技術”で無線LANのシーンを変える
– Multi-Dimensional Exchange

高い拡張性・信頼性・冗長性で最大限に有効活用できる無線LANへ

Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の登場で無線エリアはより広域になり、Wi-Fi 6Eによって6GHz帯が解放されることで、無線の帯域が増えチャンネルによる制約がなくなりました。今後、Wi-Fi 7も順次登場し、通信速度が速くなるなど、新たな無線の可能性が広がっています。これらの登場で、接続端末数も格段に増加し、これまで以上に無線LANの利便性が向上し、Wi-Fiを有効活用することが可能となりました。しかし、接続端末の自由度が高まった一方で、管理・運用が困難になり、信頼性の高い無線LAN環境づくりに悩む管理者も多いのではないでしょうか。

MDX(Multi-Dimensional Exchange)は、アライドテレシス独自のテクノロジーである「AWC」をより進化させ、またWi-Fi 6を組み合わせることでWi-Fi 6の特性を最大限に活かしたソリューションです。無線LAN端末の左右の動きだけでなく上下の空間と現在過去の時間を含めた多次元での管理を可能とします。

ネットワーク全体を俯瞰し、より多彩な情報を多次元で視覚化

これまで、過去のネットワーク環境状態を把握するには、ログを確認するしか方法がありませんでした。
MDXは、GUI上のネットワークマップをベースに、配置されている各端末の設定や通信状態といった過去の情報が多次元で視覚的に切り替えられるため多彩な情報を確認でき、障害発生時の原因究明もスムーズに対応できます。
加えて、過去の接続状態にも遡ることができるため、怪しい端末やネットワーク環境の変化があった場合もその傾向を検知し、最適なネットワーク環境を維持することができます。

※フキダシをクリックして詳細をご確認ください。

ユーザーと端末を自動で紐づけ、場所や行動履歴を立体的に把握可能!

正規ユーザーはもちろんゲストと端末を自動紐づけし、端末の位置をWi-Fiから検出します。この情報を3次元的に視覚化することで場所や行動履歴を立体的に把握することが出来ます。

ユーザーと端末の紐づけ ―AWC-SDF

端末の台数が増え煩雑になる端末の管理も、わかりやすい登録画面から簡単登録できます。管理作業の負担を軽減し、資産管理がスマートになります。

端末の位置を検出 ―位置情報

配置された3台のアクセスポイント(AP)から端末のエリアを絞り込むことで、端末の位置を高精度に特定します。

より立体的・直観的に視覚化 ―3Dヒートマップ

前後上下左右など複数のフロアで、電波の広がりや端末の動きなどの電波状態が3Dで表示可能になります。
より立体的に、他フロアへの影響状態が可視化されるので、直観的に管理・運用することが可能です。無線クライアントの移動軌跡も立体表示します。

過去~現在の端末の移動軌跡・通信状態を可視化し、問題を解決!

端末の情報(位置・通信状態)を正確に把握し、移動軌跡を視覚化します。さらに、増大した端末ごとの情報を長期保存で対応し、過去~現在の動きを把握します。

接続端末状況とフロア状況を把握し、
快適な無線LAN環境を―Client Radio Clip/
無線快適度表示

無線LAN環境の状況を、端末側とフロア側の両方からグラフィカルに表示します。これまでの無線LAN環境では、ヒートマップで電波の出力状態のみを表示し、「無線LANが遅い/繋がらない」場合にも何が問題かを特定することが困難でした。アライドテレシスのフロアマップでは、通信が不安定になった時に端末/アクセスポイント(AP)/外来波のどの問題が原因なのかを特定することができ、快適な無線LAN環境の維持に役立ちます。

無線快適度表示

端末の状態を学習・分析し、現在の快適度をフロアごとにグラフィカルに表示します。

Client Radio Clip

端末自身の電波・通信状態をアイコンで表示します。端末の移動前後など、現在・過去の状態を把握できます。

端末の軌跡や情報の可視化 ―移動軌跡

MAP上で接続端末の種類やその位置情報を簡単に把握できます。

過去~現在の状態を可視化 ―AWC-VAS

トラフィックの流れやクライアントの移り変わりといったネットワークの状況を、現在と過去で比較することができます。
ログだけでなく、MAP上で視覚的に、過去の状態をいつでも確認できるため、障害発生時の原因究明の分析や不具合の予防措置として活用でき、最適な環境の構築に役立ちます。

無線LANの利用状態を学習して、高速かつローミングのない通信で解決!

アクセスポイント(AP)の状態を学習して、安定した冗長型無線LAN環境を構築します。また、端末の利用状態を学習してAWC-CBグループの最適化を提案します。AWC-CBグループ間のファストローミングで接続切り替えが可能です。

機器故障時でも止まらない無線LAN
―AWC-SAC

AT-Vista Manager EXによって必要なアクセスポイント(AP)だけを稼働させることができます。さらに、スタンバイ状態になったAPは、稼働中のAPがダウンした際の冗長用APとしての役割を保ちます。有線LANの機器冗長は一般的ですが、MDXでは無線LANの機器冗長を可能にします。
APの故障発生をAT-Vista Manager EXが検知すると、冗長用APが自律的に起動し、通信断したAPの無線LANエリアをカバーします。そのため、障害時でも通信が止まらない安定した無線LAN環境を維持でき、予備機として購入したAPを資産として有効活用することができます。

運用(移動・集中)分析で最適提案
―Enhanced AWC-CB

無線端末ユーザーの移動や集中エリアなどの利用環境を機械学習することで、AWC-CB(AWCチャンネルブランケット)が作成するグループの分割・変更により最適提案を行います。
AWC-CBグループ間もファストローミングで切り替えが可能で、途切れることなく、どこでも利用できる無線環境を構築します。

業務毎(VAP毎)に優先順位を設定し、帯域を割り当て。
重要度の高い業務に対する無線通信を保証。

正規ユーザーはもちろんゲストと端末を自動紐づけし、端末の位置をWi-Fiから検出します。この情報を3次元的に視覚化することで場所や行動履歴を立体的に把握することが出来ます。

優先順位を設定して快適な無線通信を
―Wireless QoS

有線通信ではQoSを設定することは一般的ですが、無線通信にも帯域割り当てを行い、無線通信の保証をします。 例えば病院では、電子カルテのようなデータ容量が多く優先度の高い通信へは、該当VAPの通信割合を大きくし、ストレスのない業務遂行をサポートします。 対して患者用Wi-Fiには、最低限の容量を割り当て、重要度の高い他の通信の負担にならないよう調整し、無線通信のバランスをとることが可能です。
また、AWC-SDFでユーザー認証を行い、正規ユーザーのみ通信を可能にし、さらにWireless QoSで通信の帯域保証を行うといった構成をとることもできます。これにより、ユーザーの「所在」と「権限」を分割することが出来ます。※リリース予定

Wi-Fi6 の大容量・高速通信を最大限に!

有線LAN側をマルチギガで接続し、
Cat5eケーブルでも高速通信を実現

マルチギガビット対応PoE++スイッチx240シリーズ(リリース予定)や、マルチギガビット対応PoE++インジェクターAT-7101GHTmをアクセスポイントとの接続に使用することで、現在お使いのCat5eケーブルをそのままに、2.5G/5Gまで通信を高速化できます。新たにケーブルを敷設することなく、コストの削減にも寄与。PoE接続により、電源不要でアクセスポイントを運用することが可能です。

電源を入れるだけで設定を同期し、ネットワークを自動構築!
シングルチャネルで、スティッキー問題も解決!

無線LANコントローター不要で、最大10台までの無線LANアクセスポイントを自動で同期し、簡単に無線LAN環境を構築/管理します。

コントローラーレスソリューション
– AWC-SCL(スマートクラスター)

コントローラー不要で、簡単に無線LAN環境を構築します。無線LANアクセスポイント(AP)同士で設定を同期し、ネットワークを自動構築が可能です。 また、シングルチャンネル機能を持ち、最大10台までを仮想的に1台として運用するため、移動しながらでも途切れないローミングレス環境を提供します。 さらに、AP本体のQRコードを読み取るのみで容易に無線接続も可能で、運用の手間も軽減します。 スティッキー問題やコントローラー停止による通信のダウンも解決します。

フリーWi-Fiやゲスト用Wi-Fiなどに最適なOpenRoaming対応

自動接続でフリーWi-Fiを世界中どこでも簡単に使えるOpenRoamingは、近年日本でも導入が進み、今後も都市部を中心に増えていくと予想されます。OpenRoaming対応アクセスポイントを導入することで、ユーザーメリットだけでなく事業者も従来の課題であったフリーWi-Fiのセキュリティを高めることが可能です。

OpenRoaming(Passpoint)
– フリーWi-Fiソリューション

OpenRoamingは、端末にアプリケーションをインストールすることで自動的に対応したWi-Fiネットワークに接続される相互接続基盤です。簡単に利用できるだけでなく、誤接続によるウイルス感染やデータ窃取などのセキュリティリスクも回避可能です。
公共施設やイベント会場などで、安全かつ利便性の高いフリーWi-Fiを提供することができます。

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