利用者ごとに異なる
無線LANのニーズを同時に解決
1台のアクセスポイントにAWCとAWC-CBというアライドテレシス独自の通信方式を組み込み、利用者のニーズに柔軟に応える無線LAN環境を実現しました。
無線LANに関する専門知識がなかったり、今後のニーズの変化が読み切れなかったりしても、ハイブリッド無線LANシステムさえ導入しておけば、どんな状況にも対応できます。
世界初
ハイブリッド無線LAN
技術紹介
IoTの普及により無線LANにつながるデバイスが増え、またフリーアドレス制の採用などによりオフィスでの働き方が変わるなど、無線LANに対するニーズはますます多様化しています。
無線LANの方式には、一般的なセル方式と移動に適したチャンネルブランケット方式がありますが、多様化する無線LANの使い方に応じて両方式の環境構築が必要となります。
しかしながら、それぞれの方式を構築するには設備投資にコストがかかり、運用管理の負担もかかります。
そこでアライドテレシスでは、独自のセル方式を採用したAWCと、従来のシングルチャンネル方式の欠点を克服したAWC-CBの両方式を1台のアクセスポイントに搭載。すべての機能を1台に組み込むことで、こうした問題を解決しました。
●一元管理
アクセスポイントごとに電波出⼒・チャンネルの⾃動調整を行うだけでなく、アクセスポイントへの設定適⽤や、ファームウェアバージョンアップなどを⼀元管理できます。
●可視化
電波状態などの統計や履歴を蓄積して利用状況の推移を可視化するだけでなく、アクセスポイントへの接続端末の情報や、管理外アクセスポイントの影響度(送信出力)も表示できます。
●無線LAN方式の同時利用(AWC & AWC-CB)
電波状況を自律的に改善して、安定した通信を実現するAWCと、シングルチャンネルの採用により、移動しながらの通信に優れたAWC-CBを同時に利用できます。
活躍するシーンを選ばない
ハイブリッド無線LAN
看護師が病棟を移動しながら電子カルテ端末を使ったり、医師・技師が大容量の医用画像をやり取りしたりするだけでなく、患者用のフリーWi-Fiにも活用できます。
フリースペースによる会議や、移動しながらIP電話を利用したり、住民向けの窓口サービスにタブレットを活用することも可能です。
各教室で生徒1人1台のタブレットを用いて同時に授業を受けるだけでなく、校庭などでの調べ学習にも活用できます。災害時には避難所の防災無線LANとして避難者向けの情報インフラにもなります。
技術者による図面情報のやり取りや、敷地内の工場・倉庫などの建物間の通信、AGV(無人搬送車)や作業員の移動しながらの作業に対応します。生産ラインなどのレイアウト変更の際にも、安定した通信が可能です。
ハイブリッド無線LANは、アライドテレシスの独自技術であるAWCとAWC-CBのメリットを合わせ持った無線LANであり、利用者の多様なニーズに柔軟に対応することができます。
ハイブリッド無線LANについて、動画でより詳しくご紹介しています。